11月11日(土)砺波市民体育館(オールコート)

練習試合 対 桜井中学校

15分区切りで延々と1日試合しました。

内容
最初の試合は出町が大きくリードして終了しました。
しかし、その後、桜井の冨川監督が出町の得点源のブレイクとペネトレートからの合わせに対してしっかり指導され選手がそれに応えて動くため次の試合から得点が取れなくなってしまいました。桜井はオフェンスでも強気になりペネトレートから外へ合わせて3ポイントが次から次へと入りだし、落ちても富山県期待のセンターM子選手がリバウンドシュート。出町のセンターとは身長が12〜14センチ違うのとボックスアウトが甘いので取られまくりました。桜井のキャプテンは体が強いのでペネトレートされると出町の子は吹っ飛んでました。ということで出町としては練習試合とはいえ県内チームに4年ぶり(今の高校2年生が伏木にぼろ負け)のぼろ負けでした。今まで県内や北信越でも1対1で圧倒的に勝てる選手がいたのですが新チームにはいません。その中でどうやって得点を取るのかどうしようか悩んでいます。ただ一番の問題は選手に絶対勝つ(うまくなってやる)という気持ちが感じられないところなのですが。

今後の課題
ディフェンス
ペネトレートに対応するためにボールマンプレッシャーを緩めて引き気味にするのか、オーバーシフトして横に張り付いてシュートをふせいで1方向にドリブルさせるようにするのかどうしようかなあ。
2線のヘジテーションでパスされたときのクローズアウトが遅いので3ポイントを簡単に打たれてしまう。パスが出ると同時にクローズアウトしてキャッチしたときには足元にいるように練習する。
ボックスアウト

オフェンス
1対1で勝負するのはいいのだがボールが止まった状態でペネトレートするので抜くことができないし簡単にカバーが来てシュートにいけない。ひどいときはそれでもレイアップに行ってとんでもない方向にボールが飛んでる。
モーションオフェンスの原則を徹底する。パスを動かして、ボールサイドカット、スクリーンを使いながらカウンターのチャンスをうかがう。しかし、これが難しいので、できるようになるには相当な時間を要します。そして冬場は練習時間が無い。どうしよう。相変わらずインサイドで勝負できないのも大変こまったものです。
ファーストブレイクはまずボックスアウトしてリバウンドが取れないと出せません。2試合目以降のリバウンド取られまくり状態では前に走りたくてもだれも走れないですね。リバウンドを征する者は試合を征するのです。身長が低いからといってあきらめていてはだめでしょう。

今の思い
来週の日曜日には県新人戦があるので対策をたてねばいけません。今日の試合でだめだったところがどれだけ短期間で矯正できるか。しかし、小手先の修正より気持ちが前向きになって1試合集中を途切らせないことが最優先です。それができれば現状の力でも勝つことができるでしょう。

ある方が出町はもっと楽しそうに試合できないのか。愛知の南陽はすごく楽しそうに笑って試合していたのに。と言っておいでました。楽しく試合するとは笑いながら試合をすることなのでしょうか。南陽の選手たちは、なぜ試合中に楽しそうに笑いながらやっていたのでしょう。
私は、試合や練習でただ単純に笑いながらへらへらしているのは勝利を目指すチームにはありえない姿だと思います。私は、仲良しチームを作るつもりはありません。今日の試合内容で笑っていたら終わっているチームです。勝利を目指して練習する以上楽なことばかりしているわけにはいきません。当然練習は厳しいものになります。その中で、目的を持って厳しい練習に取り組んで目的とすることができるようになる(シュートが入るようになった、ディフェンスが止めれるようになった、要求されることができるようになった、他その他いろいろできるようになった)ことに喜びを感じてほしいのです。南陽の選手たちは能力のある子たちが出町の何倍も厳しい練習に取り組んでいるのです。そこで出町くらいのレベルのチームと試合すると練習で要求されていることや選手がやろうとしていることが自由自在にできるのですから楽しくてしかたありません。ぜひ出町の選手たちにもそんな楽しみ方ができるように練習でもっと自分を追い込んでやってほしいものです。マラソンの高橋選手がオリンピックのレース後にとっても楽しいとコメントしていましたが、死ぬ寸前まで自分を追い込んで練習したからこそ言える言葉なのだと思います。でもそれは高橋選手は走るのが大好きだからできるのでしょう。出町の選手たちにはバスケが大好きだといえる子は何人いるのでしょうか。練習がいやでいやでしょうがないと思っている子もだいぶいるのでしょう。しかし練習をいやがっていると自分やチームのレベルが上がらないのです。試合でまったく相手にならず嫌な思いばかりしなければならないのでいつまでたっても楽しいバスケはできません。勝つことを目指していかなければ選手や指導者のレベルは上がっていかないのです。

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