10月21日(日) 8:30〜17:15 出町中学校体育館 練習試合

県外 石川県、新潟県から某強豪チームを迎えての試合。

ゲームでの目標

地区新人戦終了後から徹底してやってきた突き出し、肩入れ等強いペネトレート。キキムーブがどれだけゲームの中でやることができるかを試す。ペネトレートを助けるために周りのオフェンスはカット、シザース。ペネトレートが来たら合わせを行い個人の力を伸ばすことを目的とした。

ディフェンスに関しては細かく練習していないためある程度のミスは起きるであろうと試合前に考えていた。 

ゲーム開始

目標としていたオフェンスの個人技は出ることがなく時間が経過していってしまった。今思えばディフェンスが崩壊していたことによりオフェンスに気が回らなかったこともあるかと思うが、ディフェンスは完全に手抜きディフェンスであった。

ファンダメンタルとしてコートを直線で往復している突き出しや肩入れの練習が、ゲームでリングとディフェンスに向かうとまったくできない。1対1で突き出しと肩入れが甘いの(大まわりでの肩入れ)で5対5だと簡単にカバーされてしまう。さらに問題なのは、ボールをキャッチする前にディフェンスの状態、前のスペースの状態を見ていないことによる判断の遅れである。ボールをキャッチして、着地して、それから90度回転してリングに向かって初めて前の状況を見て、あっ空いてる、あっこっちに行けばいいな、とやっているとディフェンスも、あっここが危ないな、あっカバーOK、と対応されてしまうのです。ディフェンスに状況判断をさせる時間を与えない、対応を遅らせて1対1を仕掛けることができなければいけません。それにはボールを持つ前に状況判断をすませておく。前もって見ることができなくても空中でボールをキャッチした瞬間に顔をリングに向けて着地するまでにディフェンスの状況を見て着地したならすぐにシュート、カウンター、ペネトレート、スペースが無くて2線がカットするまでジョイント、ポストにパス、パスランスペーシングの判断が終わっていて素早く次の動きができるようにしなければいけません。 それが繰り返されることによってディフェンスの対応が遅れ良いシュートチャンスができるのです。

ボールを持っていないものは、自分のマークマンの動き、周りのプレイヤーの動きを見て、空いたスペースにウイーブ、フラッシュ、シールができる。このときにレシーバーのジョイントプレーが必要になります。ユーザーのジョイントとは、タイミングを合わせる、ディフェンスをつってスペースを空ける動きです。ゆっくりつっておいて爆発的にミートアウト、フラッシュ、ウイーブを行う。西田先生が終わりに言っておいでたことです。これも有効な練習メニューを考えます。

突き出しとペネトレートその他ファンダメンタル全般の練習はゲームのどの場面でやることなのかイメージを持ってやらなければ、ダンスかバレエと同じです。バスケットボールには審査員の芸術点や技術点は無いのです。常に相手との勝負でそれに勝つか負けるかのトータルです。個人でやる練習であっても目の前に自分のディフェンス、隣に2線のディフェンスが見えてなければ効果が上がりません。

ファーストブレイクは、これも切り替えが遅い、ポイントガードの状況判断が遅くパスが出ないのでセットオフェンスばかりになってしまい、小さいチームがやらなければいけないことができなくなっています。練習中に言っていることであるが、前を走っている者がスピードをもっと上げて声を出してボールを要求することにより、ガードに前を向かせる。ガードが前を向いてパスを前に出すことによってウイングを走らせる。ゲームでは相変わらずどっちもできてなくて先に繋がるプレーになっていません。特にキャプテンには1対1でも攻めていかない姿に毎回がっかりさせられます。

※ 対  策 

ファンダメンタルトレーニングは、今よりも更にに効率が良く、継続して行うことにより習慣が身につくメニューを考案する。ムービングキャッチはモーションオフェンスに必要な要素なので毎日少しずつはやりたいところである。空いた時間に3対3や4対4を行い自分のディフェンス、カバーディフェンスを意識しての1対1ができるようにする。3対2や、4対3は、視野を広げる、状況判断力をつけるには有効であるが1対1を仕掛けなくてもシュートにいけてしまう。このときには時間設定をして3対2なら7秒、4対3なら10秒程度にして1対1を仕掛けさせることも考えなければいけないであろう。今後は練習と練習の切り替えを更に速くして練習が数多く回るようにしなければならない。他のチームが2時間やっているところを1時間30分で終わらせる。それを意識することにより、動きの切り替えの速さ、次にどこへ動けばいいか状況判断、頭の切り替えの速さ、最初にやるという積極性、休まないことによる体力アップ、その他多数のことが身につくと思う。

点数の取られ方。

スコアはやられっぱなしで落ち込むばかりであるが、点数はどの状態で取られているのか。多くは、トランジションの遅れから速攻。オールコートディフェンスで前から簡単に抜かれてきてのアウトナンバーで攻めきられる。このような取られ方が約50パーセントです。5人のモーションオフェンスをやることによってポジションが次々と入れ替わるためオフェンスリバウンドとセーフティーが曖昧になり簡単に速攻をくらっています。 これは今やろうとしている5メンモーションオフェンス導入時の問題点で前チームも慣れるまでは何度もブレイクをくらっていました。この対策は、森山先生のHPに掲載してあるリバウンドの意識を高めるポイントをいただき、4番、5番はどこにいても必ずオフェンスリバウンドに飛び込む、1番から3番は、状況を見てセーフティー。理想は2人セーフティーで3人がオフェンスリバウンドにして練習をしていきます。リバウンドを取られてからもオールコートで仕掛けにいくことにより裏を走られることが多いのでディフェンスリバウンドを取られたら下がって、ハーフコートマンツーか状況がよければコフィンコーナーでのつぶしや、コーナーでの追っかけピンチを狙うように修正することを考えています。そうすればあっさりとした点の取られ方は少なくなるでしょう。
オールコートディフェンスでボールマンの1対1に対してあっさりと抜かれてしまうのはいい加減な練習をやっていたからだと言われて反論できる人はいないでしょう。地区新人戦終了後から今までの練習で楽にやっていたことが今日の試合の姿に反映されているのです。これだけやられて悔しいと思わないのなら出町のバスケ部からは去ってもらいたい。悔しさがあるのなら練習でぶつけて自分自身を鍛えていくしかないのです。

選手心得をもう一度読み直してみよう。自分の今までの練習、生活、取り組みに対してグサッと突き刺さることばかりではないだろうか。

個々に足りないところ、強化しなければならないところ、今練習で求められているところそれを理解して個人練習に取り組まなければ、とりあえず参考書を買って机の上に広げてボーっとして勉強する気分を味わってテストで悪い点を取って反省もしないことと同じです。みんなで一緒にボールハンドリングではないはずです。筋力が弱い者、レイアップが入らない者、ドリブルが強くつけない者、へたな者、強いパスが出せない者、突き出しがうまくできない者、膝が曲がらない者、ターンシュートをしなければならない者、その他いろいろあるでしょう。シューティングももちろん忘れてはいけません。時間を無駄に使わないように。今日活躍した控えの1年生は、理解して練習しているのです。もう少しで今のスタメンプラス1人からだれかが落ちていくことになるでしょう。個々に負けたくないと思い競い合うことが技術を高め、個人の技術を高めることがチームの力を高めることになるのです。うまくなる(技術、筋力をつける)のに特効薬はありません。毎日地道に努力するしかありません。

あるビデオを深夜2時ごろまで見ていて朝はすっきりしないまま体育館に行ったのですが、試合を見ていて爆発してしまいました。現在23時です。家族が寝たので今からまたビデオを見ます。全ては使えないがヒントはたくさんあります。選手の背が低いから、走るのが遅いから、経験が無いからといった泣き言を言っていては指導者は終わりです。今の私は終わりかかっています。そんなことをどんなに言ってみたところで背は高くならない、走るのも速くならない、うまくもならない。しかし、来年夏の公式戦は日々確実に近づいてきます。現状のメンバーで伝統の出町バスケ部として誇りを持ってゲームができて結果が残せるように研究、勉強します。 発症するまでの潜伏期間??であることを信じ、負けてもめげないで頑張りましょう。

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