11月10日(土) 全日 富山県西部体育館 練習試合 市内チーム、石川県のチーム、出町の3チーム

11月11日(日)全日 若林ふれあいセンター 午前中練習 午後 新川2位の中学校とゲーム

11月10日分

午前中のゲームはまったくいいところが無く終了。ディフェンスは追えない、オフェンスは動かない何もできない(何もしない)走らないでスコアもぼろぼろでした。

午後の最初のゲームも同じ状況だったのでゲームの合間にランアンドジャンプの個別練習とモーションオフェンスの基本形を徹底的に追い込んで練習しました。そのまま呼吸を整える間もなくずたずたの状態で臨んだラストのゲームで突然足が動き出し、オフェンスではブレイクからモーションオフェンス、積極的な1対1からシュート、ディフェンスでは相手にくらいつきターンオーバーを誘いスコアも圧倒してしまいました。これには私を含め、相手チームの関係者のだれもが驚きました。明らかに午前中よりも肉体的に疲れているはずなのに良いゲームになってしまうのはメンタル面の違いでしかないと思います。徹底的に走らされる中でここまで頑張れるんだということが理解できたのか、吹っ切れたのか、やけくそになったのかは分かりません。ゲームの後になんでこんなことになったのか選手たちに聞いてみても首をかしげるばかりでした。気持ち次第でやればできるということが判明した1日でした。これが無ければ1日何をしていたか分からなかったですが良かったです。

11月11日分

午前の練習は、昨日のゲームでブレイクからせっかく1対1の場面になったのに攻めることができないことが多かったのでその部分のテクニックを指導しました。5対5のセットオフェンスになってしまってからでは決してできない貴重な場面です。せっかくの場面なのにサイドへドリブルしてトレーラーを待つだけではおもしろくありませんし強力なセンターが飛び込んでくることもありません。テクニックを発揮する最高の見せ場ですから積極的に勝負してほしいのでディフェンスの向きを見てのバックチェンジとサイドライン沿いでディフェンスを引っ張ってコース変更からのペネトレートを練習しました。

更にゾーンアタックをポジション固定の無いモーションオフェンスで行う方法を仕入れることができたのでそのさわりの部分を練習しました。

午後の練習試合。相手はさすがに高さと体があってすごかったです。こちらは、オールコートランアンドジャンプと粘りのハーフマンツー、シュートを入れられてからのファーストブレイク、ディフェンスリバウンドからポイントガードがスクエアカットでつなぐファーストブレイク、止まることのない5アウトモーションオフェンスを目指して取り組みました。オフェンスからディフェンスのトランジションを早める方法は普通の考えではやらないことですが現チームはゲーム開始から非常事態ですからこの方法でやっていくしかないと寝ないで考えたものです。

シュートセレクションは、良いもらい方ができて空いたら打て、ディフェンスが向かってきたらカウンターでしたが戸惑うことなくシュートを打っていたので確率は低いですが良かったです。しかし勝つためには確率を上げなければいけません。モーションオフェンスではまだ“ここで動けー”と私が言う場面が多かったですが“ここで”のこで動けなればタイミングが合いません。試合途中に言いましたが私が選手の動きにあわせて“そうだ、そうだ、それでいい”といった声を出すようになれたら相当にいいリズムでボールが回っていることになります。まだまだスタンディングの場面があるので練習が必要です。動き出せと言われる前に動けるようになりましょう。
残念だったのは競り合った状態でのレイアップやゴールしたのシュートが入らなかったことです。こういったシュートが入ればディフェンスにダメージを与え味方は盛り上がります。ディフェンスをイメージしたシュート練習をしなければいけません。

ディフェンスは、ファールが多かったですが止めようと粘った中でのファールは仕方ないものがあります。だめなのはボールをキープされているのに手を出したファールです。我慢してプレッシャーをかけつづける方が相手がいやがるものです。

練習は苦しいことばかりですがそれを乗り越えなければ結果はでません。Bチーム同士のゲームの中でうまくできなかったと悔しい思いをした者は本気で努力をしてほしいです。あきらめるのは簡単ですがこれからの人生を考えた時、あきらめるのか頑張るのかどちらを取るのか、本当にもうだめだと思うところまで踏ん張ったのか考えてほしいです。これからの人生、うまくいかなくて思うようにならないことばかりです。バスケも同じです。土曜日の練習試合でもうだめだと思っていたのに実は余力が余っている ことが分かったと思います。その余力を出し切ることを学んでほしいです。行き詰まることがあったなら選手心得を読み直してみましょう。心に響く言葉が見つかるはずです。

HPでは偉そうなことを書いていますが私は決してエリートではありません。さえない、できの悪い、たいしたことの無い男です。もうあかんなと思うこともありましたがバスケをやっていたからここまで生きていらるとあらためて思っています。 良い指導者にも恵まれました。私のこれから先の人生にもバスケは無くてはならないものです。指導している生徒たちには中学校のバスケットボールがこれからの人生の心の支えになってくれたら最高です。結果が出で(うまくなったなと思える)やって良かったと思える良い練習を考えてきます。頑張りましょう!!

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