長野カップ


結果は、ウルトラマンさんのお嬢さん率いるチームの圧倒的な勝利で終了しました。
脚力、シュート力、テクニック、コンビネーション、ハート、どれも素晴らしく参考にしようにも違う世界の人のように見えました。
出町の生徒は笑顔でゲームをしている姿を見て良いなと思っていたようですが、笑顔の裏にどれだけの努力があるのか考えてみろと言うとさすがに顔色を無くしていました。
初日の最終試合にご無理をお願いして引き受けていただきありがとうございました。指導者は力が入っていたのですが、何もさせてもらえませんでした。お疲れのところ申し訳なかったです。
最終試合終了後に先生から相当絞られてみんな泣いてましたね。今は(これからも)どことやっても楽勝でしょうから締めるところをきっちり締められたものと思います。今後ますます力をつけて日本一を勝ち取ってくれるよう微力ですが応援しています。

その他の試合でもある程度予測はしていましたが、粉々に粉砕されて吹き飛んでしまったような感じです。
小さいと思っていましたが、県外のチームとやると本当に本当に々小さくて細くて非力。ちょっと接触しては吹っ飛んで、床に転がって、跳んでも相手の手は遥か上空。やっと巡ってきたシュートチャンスにもことごとく入らない。

この結果は体格の問題もあるのですが、練習やバスケに取り組む姿勢にも問題が多くあります。もちろん指導者の練習内容や指導方法にも問題があります。小さくて走れない選手が揃っていてどうやって勝てばいいのか。今までと同じことをしていても先はありません。

学校に着いてから荷物を体育館に入れるときに自分の荷物を体育館の入り口に乱雑に適当に置いて入っていきました。男子は自分が先生の話を聞くとき整列するところに列になって並べてあります。女子は体育館にボール等を置いてから入り口前に適当に置いた自分の荷物を持ち直して、(中にはでリュックをかついでいるものもいました)一旦丸くなってから、男子の姿を見て、あっそうだったと整列をしています。話が終わって父兄の方々にあいさつをするときに父兄の方の列の幅を無視して丸く並んでいました。端におられる方にあいさつをしなくても良いのでしょうか。男子のキャプテンは結果や今後の課題、目標を述べたのに女子キャプテンは 寂しかったです。課題が見えてないのでしょう。更に帰るとき男子の先生に挨拶をした(先生が聞こえた)のは一人だけ。
また、出発するとき寒いことを予測しないで長袖の体育の服を持って来ていない者が数名いました。
これらは今まで8年間、指導してきて初めて目にすることばかりでした。
この先になにがあるのか、今なにをすべきなのか、先輩は何をしてきたのか、人の後を追って、言われたことだけをやっているのでだれも気がつかないのです。今後のことについてバスの中であれこれ考えていたのですがその姿を見て吹っ飛んでしまいました。

これらのことはバスケに直接関係ありませんが重要なポイントではないでしょうか。こういったことも細かく指導していかなければならない時代がきました。

このような状態ですから自分には何が足りなくてどこを強化しなければいけないのか、ゲームをイメージした個人練習はできないでしょう。実際、ドリブルが不得意な選手はスペースが空いているのにドリブルの練習をしていません。児玉の試合を見ていてどこがすごいか理解できなければドリブル練習しろと言ったら全員がボールを取りに行きました。がっかりです。

しかし、嘆いていても先はありません。できないことをできるように、できることはもっと確実にできるようにするのが練習の目的です。分かっていないことは一つ一つ繰り返し、根気良く、しつこく言って聞かせなければできるようにならないですね。それに対して文句を言ったりふてくされた態度をしては終わりです。

生徒たちにはこれで勝つバスケをあきらめて楽にやるのか、どんなに苦しくても頑張ってやるのか選択するように伝えました。身体的条件に対して不公平なスポーツであるバスケットボールをやっていくうえでその最も必要なものが足りない。その足りない部分を克服する力をつけるのはどんなに大変なことか理解して返事をしてほしいと伝えました。

もし頑張るのであれば第一の目標はウルトラマンさんのお嬢さんの脚力を目指すこと(ものすごく高い目標)です。シュート力もつけなければいけません。明日は部休です。長野で発見した自分の課題、今後やるべきことについて考えてほしいです。

みんなに前向きな気持ちがあるのなら、苦難を乗り越えながら、小さいからこそできるバスケットボールを追求してみたいと思います。

 

9月24日。休日なのに頭の中では選手の動きばかりを考えているコーチKです。
こんなのもある、これはどうかといろいろなパターンでシュートを打っているイメージが浮かんでくるのですが、実際にそれをできるようになるには、同じことを繰り返し1ヶ月から2ヶ月は練習しなければいけません。

そして何よりも1対1の力が不足していてはできないことばかりです。地道にやっていくしかありません。昔を振り返ればこの時期はどことやってもぼろ負けしていたものです。そこから這い上がっていくのが例年のパターンでしたが今年はまた状況が違っています。

今年のメンバーは前チームで多くのメンバーがゲームに出ていて3年生の力を借りてそこそこの成績を残し、長野カップ前の練習試合でもそこそこ勝ってきていたので言われたことをそれなりに頑張ればなんとかなるのかなという甘い気持ちが確実にあったものと思います。

今回の長野カップでは全く歯がたたなかったところに私が追い討ちをかけるように突き落としました。自分たちの現状の実力を認識して甘い気持ちを払拭したかったためです。

そこから這い上がってくるのか、沈没してしまうのか、見て見ぬ振りをしてなんとなくやっていくのかは自分たちで決めてほしいです。そこで決めた結果が試合に反映されます。

過去のチームと現チームでの違う状況。それは、過去のメンバーには各年代に必ず県内、北信越、ジュニアオールスターのスタメンで通用する能力を持った選手がいたのですが今のチームには存在しないことです。その選手を中心にシンプルなオフェンスシステムで周りの選手がディフェンスをしっかり固めファンダメンタルを徹底してミスを無くすことによってある程度の成績を残してきました。現チームは残念ながら今後の展望が見えてきません。

もし私が今年度もジュニアオールスターのスタッフに入ったとしても今のメンバーの中から選抜することはないでしょうし、もし選んだとしてもゲームに出ることなく終わってしまうでしょう。それなら校区外から大きい選手をスカウティングすれば良いのでしょうがそれはできません。もしできたとしてもその選手が入ったことによって外されてしまう選手がいます。自らどうしてもと希望して来てくれるなら良いでしょうが私から動くことはありません。

現状のメンバーだけでそれでも上を目指して頑張っていくのであれば今までと同じ練習だけではだめですからそれにプラスしたものを練習しなければいけません。しかし、練習時間は延びません。そこで個人で練習できるシューティングやボールハンドリング等はチームの練習の中からどうしても削らなければならなくなってきます。ただし、それが最も重要な項目でもあります。ボールを自由に扱えなくてシュートが入らなければ何もできません。しかし、ボールを自由に扱えてシュートが入ってもノーマークを作れなければ得点できません。

小さい選手が大きい選手に勝つためには大きい選手の3倍努力が必要です。小さい人が大きい人をやっつけることができれば最高です。努力は必ず報われるものと信じています。明日の練習にどんな顔をしてやってくるのか期待と不安でどきどきしています。

9月25日 掲示板 ウルトラマンさんより

長野カップありがとうございました。コーチKさんや新13番の父さんといろいろお話をさせていただいた事、とても楽しく勉強になりました。おいしいワインのせいで、色々な事をストレートに言い過ぎたかと反省しております。

娘達の試合は、第2試合で先生より喝を入れられた事も有り、集中力が切れず良いゲームが出来たと思います。(練習日誌で過分にお褒めを預かり恐縮しております)
しかし、娘達のチームもまだまだで、大会終了後に叱られて全員泣いていたのは、ゲームの事ではなく、日常管理の不注意で起きた事に対する先生の厳しい指導に対してです。
コーチKさんが、練習日誌の中で書いておられる日常生活からの気遣い、挨拶はとても大切です。
内の先生もこの事にはとりわけ厳しく、ゲーム中でも脱いだジャージ、Tシャツ等はすぐにたたんで、脱いだままベンチにかけてある事など有りません。試合が始まったときから全員が協力して整理整頓し、すぐに次のチームにベンチを開けることが出来る体制を作っています。
今回は別件ですが、子供達にミスがありました。次回からはもっとしっかりやってくれると思います。

出町中バスケファン、コーチKサンファンとして気がついた事を一言だけ書かせて下さい。
今回の長野カップを見ていて、娘のチームの選手と比べ、技術的にはとても上手な子や能力のある子もたくさん見かけました。娘など何度1対1で抜かれたか数え切れないくらいです。
でも、必死で追いかけ何とか止めようとする気持ちではどこのチームにも負けていなかったと思います。コーチKさんも書かれている通り、娘達のチームはバスケにかける思いが他チームより強いのだけは私も感じました。ですから、相手の強弱にかかわらず良いバスケが出来た事と思います。
出町中の試合は数試合拝見させて頂きました。最後の石川県チームとの試合が気持ちも負けていなくて一番良かったかと思います。相手チームは今回参加チームの中でもマークが厳しく動きの早いチームでしたが、粘りづよく良く耐えて、最後で逆転勝ち。選手はとても頑張っている様でした。
一方、内とやった試合や群馬県チームとの試合では、踏ん張りが利かず、ズルズルとやられた感じがします。負けた試合では、シュートタイミングでも躊躇して打たない、もう一歩踏み込めば、楽に入るシュートも手前で打って外れてしまう、1対1での勝負どこでも見方のヘルプが来るまで待ってしまう等、気持ちの弱さが出てしまった感じがします。
仙台高校の佐藤先生の本にも、心・技・体の中で最重要ポイントは心だと明記されておられます。
技術的指導は、コーチKさんが綿密に指導下さるでしょうから、選手の方々は、ぜひとも、気持ちだけは負けない強い心でプレーできればと思いました。
素人の私見で恐縮ですが、感じたままを書かせて頂きました。

28日からの新人戦、頑張って下さい。
本来の力を発揮できればきっと素晴らしい結果になるはずです。
応援させて頂きます。

7番の母様より

16番の母改め7番にしてみました。
 番号が何番になろうとあまり変わりませんが・・・
 なんであんなに泣くのであろう。不思議だー。
 昨日Kコーチの書き込みを見て娘に話したのは、鞄の件と整列の件と
 K先生にの挨拶です。まぁ他にも色々言いましたが・・・
 挨拶の件が本人はグサッート刺さったみたいです。
 黙って聞いていて「明日の朝すぐに行って挨拶してくる。」の一言でしたが
 結果は今分かりません。本人が何かを感じたから出た言葉だと信じていますが
 K先生行かなかったら「ごめんなさい」また注意はします。
 でもどうしてあんなに泣くのかおかしいです。
 私に似て(情にもろい)かしら?
 でも試合は皆苦しいのに自分から逃げてどうするのか。別名バカ○○○が
 ピッタシになっていますね。
 昨日7番は私より姉に色々相談してたみたいです。
 あんな姉でも一応先輩でKコーチの元で3年は学んだらしくアドバイスをしてました。
 今後少しは前進するよう応援したいと思います。
 長野では機関銃の如くペラペラとしゃべり皆様には(父兄の皆様にも)大変ご迷惑を
 掛けた事を反省しております。私の事を知る人はいいのですが第三者にすれば驚きですね
 こんな私でも応援に行ってよろしいかしら?
 これからは女子の父兄にしっかり声を掛けみんなで応援に行きたいと思います。
 姉の時にあまり応援に行かなかった私が姉に寂しい思いを経験させたからこそ
 今は声を大にして言いたい。
 「応援にみんな出てこい!」と・・・「そして子供と話をしようと」
 ではKコーチ・N先生・K先生これからも宜しくお願い致します。
 娘も・母もです。

コーチK

自他共に認めることができる、これなら他の人に負けないというものはありますか?
それがあればゲームに出ることができます。自分なら何ができるか何をすれば良いのか考えて個人練習をしましょう。しかし、ここを直せと言われている人はそれを直すことができてから取り組んでください。同じことを言われ続けるのが得意な人は最悪ですよ。

では私(コーチK)は何が得意なのでしょう・・・・・・。バスケのシステムや練習を含めた指導方法で過去の得意技が通用しないかもしれません。あれこれ考えて寝れない夜が過ぎていきます。小さいチームだからこそできるバスケは存在しないものなのでしょうか。ヤングメンのゲームのように頑張ってるのに最後はため息が出るゲームしかできないものなのでしょうか。あっと思わせる発想の転換が必要なのでしょうが浮かんできません・・・・・・。しばらくは今までのスタイルを追求していくことになるでしょう。

書き込みは練習日誌に移動しました。
関係者の皆様、対戦相手の皆様お世話になりありがとうございました。

>新13番の父様
いつもありがとうございます。
ウルトラマンさんのお嬢さんのチームを見ているとハートの強さが伝わってきます。ハートがあるからこそ苦しい練習を乗り越えてゲームで笑顔が出せるのだと思います。

13番はシューティングしてましたか。リングに向かう気持ちやディフェンスで相手にくらいついていく気持ちといったハートの強さは1年生ですが見事なものがあります。これからもこの姿勢で練習に取り組めばどんどん良くなっていくことでしょう。当面の課題は食事をしっかり摂って接触で当たり負けをしない体をつくることです。

キキムーブのアドバイスばっちりです。これも試合だけでなく練習も見に来てくださっているからこそできることですね。システムのことも理解してくださってますし、またアドバイスをお願いします。他にも練習を見に来てくれる方が増えるとうれしいのですが。新7番の母様お忙しいでしょうがたまにも練習を見に来ませんか!

2年生も個人練習をしている者はいたでしょうがどんなことをしていたのか心配です。私が巡回するわけにもいきませんし、こうして身近でアドバイスをしてくれると良いですね。親子の会話もできるのではないかと思います。

9月24日 掲示板 13番の父

長野カップ強化練習、コーチK、西田先生お疲れさまでした。お世話を頂きましたご父兄の皆様ありがとう御座いました。私自身長野カップへの同行は、上の兄から数えますと7回目となりました。春と秋の年中行事として今回もすばらしい体験をさせて頂きました。
 とりわけ、レセプションでウルトラマンさんとお話しでき、出町中学校もまだまだ明日があることを聞かせていただきました。強いチームはたくさんありますが、良いチームは少ないそうです。全国で勝つには強くて良いチームでないと勝てないそうです。ウルトラマンさんのチームは、個々のプレーヤーの意識やハートが良いそうです。関東地区は今年も激戦で、これからも大変だそうですが、すばらしいプレーを見せていただきたいと思います。
 出町の、この2日間でゲームを通して、弱い部分がはっきりと分かったと思います。父母は子供たちの意識改革に乗り出しましょう。一生懸命頑張る方向も違うようだし、冷静に判断する力も不足しているようだし、親として出来ることを支援しましょう。
 今日、外は天気も良く、午後から13番の子が3Pシュート練習をしていました。これが又、リングに届かない。届かせようとするとステップをして時間が掛かる。よほどフリーでないとシュートは打たせてもらえないだろう。と思いつつ、ジャンプシュートの練習をしたらどうと言い、ペイントラインからワンハンドシュート、おまえは小さいからキキムーブが出来ないと、前にディフェンスがいるよ。お姉ちゃんより真面目なところは、感心感心。
 努力は裏切らないよ。

 

 

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