1月18日(土)富山県オープントーナメント大会 早月中学校

対 伏木中   対 入善中

完敗でした。

県オープントーナメントはベスト8で終了しました。対戦した入善中は気合の入り方がこれまでとまったく違ってましたね。前回は気持ちで負けているところがあり勝ったのですが、引かずに向かってこられたら今の出町ではかないません。また、選抜の練習で私が言っていたこと(プレッシャーディフェンスに負けない)をやってくれたものと思います。突き出しも良くなっていました。私の思い込みかもしれませんが、私のやっていることが他チームに普及することで県のレベルが高くなるのであれば良いと思います。
明日の準決勝楽しみですね。庄西も強くなっているので良い試合が期待できると思います。出町に勝ったときに県で優勝したような喜びように見えましたが、目標をもっと高いところにおいて頑張ってほしいと思います。

古武術の導入に関して、私の指導するチームで問題を感じています。何度か書かせていただいたことなのですが、古武術というこれまでに無い動きを身に付けゲームで使おうというのはものすごく大変であるということです。大変なことではあるのですが、効果も絶大だと思っています。

古武術応用を身に付けるのに必要なものは何かといえば、選手に向上心はあるのだが従来のものではうまくいかず、どん底に落ち込み、しかもせっぱ詰まったような極限状態でそれこそ藁をもすがる気持ちで取り組みはじめることが必要なのではないかと思います。

私は現3年のチームから古武術応用に取り組み始めたのですが、新人戦終了後はそれこそどんぞこの負け方をしていました。しかし、選手たちは強くなりたいのにうまくいかない、それは私も同様に感じていました。そこで教育テレビで桐朋高校の番組を目にしました。最初はやろうと思いませんでしたが、どうしようも無い状態に感じたのでそれこそ思い切って導入しました。
現チームは、いきなり古武術応用が準備されていてしかもそれを身に付けることなく県新人戦を勝ってしまいました。更に下に書いたように1年生はミニで県2位です。せっぱ詰まったものはまったくありません。なので練習でやっていることは一切身につきません。今日も負けても平然としているのは信じられませんでした。そのような者に古武術応用は身につかないと思います。そして古武術応用の練習に使った時間は無駄に終わり何一つできるようになったものが無い中途半端なチームになり勝てなくなっている訳です。

この向上心とせっぱ詰まった気持ちが無いことが他の技術、体力練習が身につかないことに繋がっています。今日のゲーム前のアップ(通常練習でもいつもそうですが)において、“それは全力か”と聞くとみんな固まります。顔はしまったという表情をしています。“全力かと聞かれたら全力ですと自信を持って答えれるような練習をしろ”と言って(何百回と言ってます)やらせると少しスピードが上がります。そこでもう一回“それは全力か”と他の者に聞くとまた同じ状況です。そしてやらせるとまたスピードが上がります。50パーセント、70パーセント、80パーセントといった上がり方です。

私のいないときやチェックしないでほっておいた場合は、50パーセントで練習しているのです。火曜、木曜の階段のトレーニングにおいて、2学期は息を切らしていたのですが、今はまったく息を切らすものはいません。それは体力がついたのではなくサボり方を覚えただけです。そうでないと反論できる者はだれもいないでしょう。今日のゲームで走り負けした結果がすべてを物語っています。

3年生のチームのときにも80パーセントでしかやらないと掲示板で何度もぼやいていましたが、特定の選手を指していたことが多く、Y花、A子、T実、T子らはそれこそ全力100パーセントでやっていましたし、向上心も高かったです。なので校長先生が言われたように30点のチームが80点にまでなれたのだと思います。また、あきらめずしつこく言い続けてきたことで80パーセントだったエースNは北信越で100パーセントの活躍をしてくれたものと思います。

ところが現チームは、すべての選手が50パーセント〜80パーセントです。ミニのスター選手も今はその影もありません。選手自身も分かってやっているのでゲームが終わってもたんたんとしています。100パーセントで練習していないのですから悔しいという気持ちになることは無いのでしょう。

もともとゲームであるバスケットボールをせっぱ詰まった気持ちでやるのはどうかと思いますが、40分の練習で効果を上げるには必要なことだと思います。出町の選手は他のチームも40分で練習が終わっていると思っているのでしょうか。そんなことは絶対にありません。それを感じることができなんとしても勝ちたいと思った9年前の選手たちは夜間練習がしたいと直訴したのです。現選手にそのような気持ちはありません。

長く書きすぎましたが、とにかく選手自身に向上心があり、現状のやり方ではどうしようも無い、なんとかしたいという気持ちが無ければ古武術を導入しても時間の無駄に終わってしまうと思います。出町においても今後継続して行うかどうかは考えなければいけないと思いますし私自身も本気で変身するときがきたようです。

以下のようなことをぐだぐだと話していたところ、幼児教育の公演会21世紀への心の教育(意欲に満ちた子ども)において、そのようになる要因は環境面においていろいろあるが、指導する立場の人間としては、いたわりの言葉、励ましの言葉が必要であるという資料を見せてもらいました。私がこれまでなかなかできなかったところです。これまでと同様のやり方で選手が動かないのは仕方ありません。

ぎりぎりの土壇場で力を発揮するには追い込まないとだめだと思うのですが、これまでと同様では追い込む先に逃げていきます。変化が必要です。苦労は絶えません。なんでここまでやるのかと思うのですが、バスケが好きだならなのでしょうねえ。

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