5月3日(土)〜5月5日(月)
長野カップ
結果は、参加24チーム中21位という過去最低の結果に終わりました。参加している全チーム中圧倒的に低い身長、非力な身体、遅いスピード、それを克服するにいたっていない中途半端な技術、指導者の力不足による戦術の不備、それを選手の気持ちややる気といった精神面で怒鳴っている最低の状態で落ち込んでいます。しかし、選手たちはぜひ負けた悔しさを持ってほしいと思います。私から怒られたことばかりが頭にあるのは困ります。負けた、うまくいかなかった、そこで沈んでいては終わりです。こんちきしょうと思い這い上がってくれることを期待しています。
身体的に負けている面をなんとかしたいと思い、身体運用に時間をかけてきましたが、思ったほど効果が上がりませんでした。短い練習時間では身に付けることができません。身体運用に時間をかけていきた分、バスケ本来の練習時間が削られて技術も中途半端になっておりどうしようもないチーム状態になっています。今後、3年生が引退を迎えるゲームが終わるまで、平日は身体運用に時間を使わずバスケ本来の個人技、システム練習を中心にやっていきます。身体運用は、家でできるものは家で、体育館でやならなければいけないものは朝か昼に自主的に行うようにしてもらいます。
体格的にものすごいハンデを背負っています。ハンデを克服するには相当な練習が必要です。
今後徹底しなければいけないポイント。
個人技
身体運用を継続して練習し、効率的な動きができるようにする。肩甲骨の動き、股関節の動き、骨盤の動き、なんば走り(2軸走行)、大腿部の裏の筋肉(ハムストリング)とお尻の筋肉(大臀筋)の誘導等。
自分の弱いことろを克服するように努力する。持久力の無い者は走る。ボールハンドリング、ドリブル、パス、シュート、ゲームでやらなければいけないプレー等。自分が何をしなければいけないか理解して練習をしなければ力を高めていくことはできません。シューティングをやる場合は、必ず2人組みで連続してシュートを打つようにすること。
オフェンス
自分より大きい選手に対して勝負するには、相手と離れたところからシュートを打って入れる、近くにこれば抜き去ってしまう、相手より速く走ってノーマークになるといった幅を使って勝負しなければいけません。10センチの高さの差は1メートルの幅、20センチの高さの差は2メートルの幅で勝負です。これができなければ確実に負けてしまいます。ロング3、カウンターからの突き出し、ムービングキャッチからの突き出し、肩入れでディフェンスを切る、ヘルプが来る前にストップジャンプショット、合わせからジャンプショット、パスランで抜き去り空中パスからシュート、真ん中の空いたスペースに飛び込んでからバックドア、ウイーブ、裏パス、スクリーン。
ファーストブレイク
まずは、大きい選手を弾き飛ばすボックスアウト(壁に向かってぶつかっていけるのに人間に向かっていけないのは理解できません)、ボックスアウトから相手に接触した状態でジャンプ、ガードはファールラインから上でアウトレットパスを取れるようにする、無駄足の無い切り替え、ウイングはサイドラインに広がって走る、ガードはパスかドリブルかの判断を素早くしてドリブルをするのであればディフェンスを切ってアウトナンバーを作れるスピードを身に付ける、シュートセレクション、ノーマークは確実に入れる、セカンドブレイクからスムーズなフロアバランスとモーションオフェンスへの移行(ゾーンの場合はオーバーロード)。
ディフェンス
自分より大きい選手に対して勝負するには、ゴールよりできるだけ遠ざけるように外へ押し出す。抜き、井桁くずしを利用した押し出し、相手に痛みを与えるボディーチェック、前に出られたときの押し出し、ディナイディフェンスを厳しくしてウイングを外へ押し出す、プレッシャーをかけながら抜かれないボールマンディフェンス、(ヘルプローテーションがうまくいってもローテーションダウンするとガードが相手センターにボックスアウトすることになり、シュートを打たれると確実にセカンドショットでやられてしまう。現在取り組んでいる踵で蹴るスライドステップを更に徹底して止めてしまえるよう練習する)
バックコートでのディフェンスで多くのターンオーバーを誘い、レイアップの得点を多く取れるようにする。上下分断ディフェンスにならない。
その他
1プレーで切れてしまわない。(ボディーチェックできたら安心して裏パス、パスしたら安心して目の前がノーマークなのに走らない、切り替えて自分のマークマンをピックアップしたら安心してフラッシュに対応できずすぐにパスを繋がれる、ブレイク・モーションオフェンスで走るコースを終えたら安心して何もしない、相手のゆっくりした動きに対して安心して突然の動き出しに対応できない)
適当なプレーをしない。(適当パス、適当キャッチ、適当シュート、適当走り等)
頭から飛び込むルーズボール、勇気を持って立ち向かうチャージング
本気の声かけ、声だしをする。
無責任なプレーをしない。
反応する。
泣かない。(泣くと今まで頑張ってきたものが涙と一緒に流れ落ちてしまいます。泣くのは、親が死んだときと好きな男にふられたときだけby応時H監督)
指導者に負けない。
これらは、私からやらされている状態を克服し自分から取り組む気持ちを持たなければできるようになりません。その他にも数多くのポイントがありますが、省略します。
これからも練習を続けていくのですが、小さい者同士でしか練習できないところが辛いです。練習中のナイスプレーはゲームでできないことが多いです。練習でできることがゲームになるとまったくやらせてもらえません。このことはどうしようもないので各自が力を高めていくしかありません。
初日に夜遅くまでゲームをしていただいた応時スピリッツの皆さん、H先生ありがとうございました。タイムアウトで私の方が話が長くなったとき応時の選手に囲まれていたのにはびっくりしました。ルーズボールを教えてくださいと言われたときには本当に気持ちよかったので頭から飛び込みました。みんな目が死んでいません。素晴らしい指導をされています。出町の選手は目が死んでいますが応時の姿を見て自分を変えるきっかけになってくれることを期待しています。
本当にバスケ三昧の3日間で喉がつぶれました。なんだかんだいっても練習するしかありません。一生懸命、直向(ひたむき)に取り組み、最後はやっぱり出町だと言われるように頑張りましょう。
平日の練習開始のメニュー(予定)
ストレッチ(柔軟)
ツイスティング、提灯
2軸歩行練習(膝に手を付けて1往復)なんば歩き1往復、なんば走り1往復
シャトルラン
ディフェンスフットワーク(サイドスクワット、サイドキック、サイドステップ、スイングリード)
蹴りジャンプ、肩ジャンプ、抜きターンジャンプ
接触ジャンプ
3角パス
ドリブルワーク(横でピボット)