栂池サマーキャンプメニュー詳細>

 

8/30(金)

14:00〜17:30 栂池社会体育館

1.富樫先生

 ・パワーポジション

 ・迅速な行動(トイレだけはゆっくり…)

 ・指導開始当時の様子と現在

2.久保先生

 ・オフェンスファンダメンタル

 ・3メンモーション 

パス&ランカッティング(トップとウィング)

@フロントカット・フロントカット

Aフロントカット・リバースカット

Bリバースカット・フロントカット

Cリバースカット・リバースカット

  ※1stカッターがトップの場合、ウィングの場合でタイミングも異なるため、カッター同士でタイミングをはかる習慣をつける。

  ※defをつけて3対3で応用。

  ※原田氏の補足〜いつ・どこで・何を・何のためにやるか?

3.鷲野先生

 ・カッティング10種類

  @ブラインドAVカットBインフロントCIカットDフラッシュEドロップFUターンGフレアーHトライアングルISカット

  ※原田氏の補足〜defが声を出して行うことがより実戦的。

4、杉浦先生

 ・ジョイントプレーの必要性と考え方について

 

19:00〜20:30 栂池社会体育館

5、鷲野先生

 ・U15クリエイティブな選手の育成について(講話)

  姿勢・能力・考え方

  9(自分以外の選手)+1(自分)+B(ボール)+G(リング)

  ボールを取られない自信が視野を生む

 ・高校生(神戸龍谷高校)のモデルによるボールハンドリング

 ・ボールdefの考え方

  トレースハンドでボールにプレッシャーをかける。

  インラインに立ち、コンパスステップはしない。1ステップで対応。

6、加藤氏

 ・シェービングドリル7種類

  @フロントストライドステップ・フロントターン

  Aフロントストライドステップ・リバースターン

  Bリバースストライドステップ・フロントターン

  Cリバースストライドステップ・リバースターン

  Dフロント外足ストップ・フロントターン

  Eリバース外足ストップ・リバースターン

  Fステップバックフロント

  ※ボールミートの目的は、defのインラインをずらすこと。

  ※ミート・キャッチ・ムーブ・ポジション

 

21:00〜22:00 

7、質疑応答

  Q「ミニバスケ指導において、Vカットなどを教えるときにdefを振り切れない。鬼ごっこのようになってしまう。」

  A「単純にVカットといっても、足の使い方やなぜこのような動きをするのか?といった子供の目線に立った指導になっていないのではないか。もっと子供を観察して、どの技術が足りないのか?できていないのか?を指導者自身が気づくことが大事。予測が足りないのか?フットワークができていないのか?原因を探ることを優先しながら、指導者がわからせるためにもっと工夫をすることが大切。子どもから学ぶという姿勢。

 

  <原田氏から参加者への質問>

  Q「ゲーム クラシフィケーションとは?」

   原田茂著「HARADA’S バスケットボールテクニックス」より

   バスケットボールのゲームや技術の構成要素は、

攻撃(オフェンス)

   転換(トランジション)

   防御(ディフェンス)

   以上の3要素プラス

体力・精神(フィジカルコンディショニング・メンタル)が大きく影響する。

 

という基本的な考え方の上に各指導者が、たくさんの失敗や悩んだ経験をもとに、目の前にいる子どもたちへ必要なことをわかりやすく教えるようにしなければいけない。

  Q「マンツーマンとマンツーマンプレスの違いは?」

   マンツーマンは、ボールマンはインライン(アタックライン)を守る。2線はパスラインにプレッシャーをかける。

   マンツーマンプレスは、2線がオーバーガーディングで守る。

 

8/31(土)

9:00〜11:30 栂池社会体育館

 8、原田氏

defフットワーク

指導者に実際に動いてもらいながらポイントを説明。

・スライドステップ

・クロスステップ

・足の運び方

・ミドルゾーンではドリブルを横に移動させ縦に突破させない

・サイドゾーンではラインを味方につけながら追い込む、このときも基本はインラインを守り、切り替えされてもコンパスステップだけは絶対にしない。

 (台形の考え方)

・ハーフコートでdefポジション

 3対3でPVTドリル

 ポジション、ヴィジョン、トーク

 ボールサイドをカットさせない。後ろを通すときには手を触覚として使いマークマンについていき、ボールから目を切らないこと。

 ボールサイドジャンプし、オープンスタンス

 3線は、ボールサイドダウン、ピストルスタンス

 ウィングのスウィングには、スクリーナーのdefが積極的にスクリーンボイスを出してコミュニケーションを取り、スライドで対応。

・オールコートでdefポジション

 3対3

 5対5

ハーフコートと考え方は同じ、台形の考え方を意識してボールdef。

 ドリブル突破に対して、ヘルプカバーの意識と姿勢を見せる。(覗く、、、)

 センターライン付近のdef、1アームの距離を保ちながらドリブルを守り、ライン際に誘い込む。

 

 13:30〜15:00 小谷町スポーツセンター

9、杉浦先生

  ・ジョイントプレー

   ピボットY字

   ボール移動はお腹の前、ボールをカバーしながら素早く

   壁に頭をつけてのボール移動、ふところをつくる=ボールが前に出ないように

   どんなことをやるときも何のためにやるのか、目的を考えて行う

  ・シェービング2対2

   台形(制限区域)を使った3か所のドリブルストップとボール移動、パスの練習

   パスコースをおさえられたときに、ドリブルコースができる

   パスラインが消された時に、ドリブルのチャンス

   止まり足は、すべてストライドストップ

   合理的な練習は、時間短縮につながる。時間を有効に使う。

   パス5回

   ドライブ5回(上にあがるドリブルは禁止)

  ・ハーフコート3対2

   状況判断するためには、ボールマンは自分以外の全員を見る。

   パスしたい人だけを見るのはダメ

   オフボールマンも同じで、自分以外の全体を把握して、動く

   スペーシングの練習

   空間をつくり、タイミングを合わせてとびこむ

   間隔を広くとることで、スペースが作りやすい

  ※原田氏の補足:Defの間接視野から、直接視野にとびこみスペースを作る

 

 10、原田氏

  ・原田式1−1−3ゾーンdef

   フロントラインdefは、ハイポストをケア、パスラインを消す

   バックラインdefは、必要に応じて、ウィングにチェック、コーナーには出ない、

   カットする場合は、わざと空けておいて狙うことが大事。

  ※指導者は、とにかく技術を理解して教えること。相手が何で攻めているか?どんな形で守っているか?わからないまま、能力にまかせてやらせるのは間違い。技術を理解させて、動かすことが大切。教えずに「さあ動け!!!」では選手が動けないのは当たり前。

 

 19:00〜21:00

 11、質疑応答

  Q「チーム内で能力に差がある場合の指導について」

  A杉浦「差は必ず縮まる。新チームになって9〜10月は同じメニューがこなせるように教える。」

   鷲野「日本女子の特徴は、均一性。突出した選手はいないが平均点は高い。足りないのはリスクを冒してでも勝負する気持ち。最終局面では個人の突破力と考えるため、個のレベルアップは必要。」

   橋田「背中で教える。模範をしっかりと見せる。必ずゲームに出場させるなどモチベーションを高める工夫も必要」

   加藤「能力のある選手の停滞も気にする。能力だけでプレーしていないか?指導場面の見極めも大事」

  Q「どのような時にゾーンを仕掛けるのか?効果的なタイミングはあるか?」

  A原田「基本的にマンツーマンdefができないチームにゾーンはできない。とにかくエアーボーン中にポジション移動が完了していること。当たるタイミングを外すと後追いdefとなり全く機能しなくなる。勝てなかったチームには勝てたが、勝てるはずのチームに負けた過去の経験から、選手の体調や疲労度を考慮して使い分けることが大切。」

 

9/1(日)

9:00〜11:30 宮下体育館

 12、橋田先生

  ・U12ファンダメンタル

   ストップターン

   半歩一歩

   重心移動(前後左右)を使ってピボット

   パスドリル(正対して片手・チェスト、横向きで片手・ジャンプパス)

   ドリブルストップ

   ジャンプミート(エアーミート)しっかり空中でキャッチする

   シェービング(半歩一歩、リングを見ながらドリブル)

 

13:30〜14:30 宮下体育館

 13、原田氏

  ・状況判断を踏まえた組織的な攻防

   5アウトでのフロアーバランス(コートバランス)の取り方

   @ボールのとなりがアウェイスクリーン

   Aスキップパス

   Bコーナーにパスしたら、ボールサイドカット

   Cハイポストを使って、Cカット・Sカット

   Dハイポストを使って、シザース

   Eローポストを使って、アウェイスクリーン・カッタウェイ

   ※守りも攻めもバランス感覚が必要

   ※ボールから目を離さない

   

 

 

 14、総括(原田氏)

  ・知識・方法・ティーチング

  ・どう指導するか?何のために指導するか?

  ・指導者の多くは、本やビデオを買って満足している。それではダメ。覚えた、蓄えた知識を使って、たくさんの失敗をすること。時には選手に嘘や間違いを教えながら、経験を積み重ねること。

  ・状況判断を教える。

   9+1+B+Gの意識

   オフェンスもディフェンスもコートバランス

  ・スキル(技術)も大切、しかし、ウィル(意図)はもっと大切!!!技術が身についても、技に心がなければダメ。技の心を教えたい。