山本 薫(ヴァイオリニスト)
富山市生まれ
5歳よりヴァイオリンを始める
1983年全日本学生音楽コンク−ル西日本大会2位。東京芸術大学付属高校を経て東京芸術大学に入学。在学中福島賞受賞。第11回霧島国際音楽祭にて奨励賞受賞。
1991年全日本モーツァルトコンテスト1位。翌年同大学卒業。卒業演奏会出演。同大学
大学院に籍を置き渡独。ミュンヘン音楽大学大学院を経てフライブルグ音大大学院へ進み、首席最優秀で卒業。同大学ソリストコースに進み、ソリストコース首席最優秀で卒業。
在籍中、メンデルスゾ−ンコンク−ル(於:フライブルグ)1位、ヴィオッティ国際コンクール・室内楽の部2位(1位なし)、ラインツクラップコンクール2位(1位なし)、ブラームス国際コンクール「特別ブラームス賞」等受賞。95年より3年に渡りドイツ・ バーデンヴユルテンベルグ州よりヴァイオリンの名器、L.グァダニーニ(1743年製)を貸与されている。
1997年、とやま賞、同年、北日本新聞芸術選奨受賞。98年、第11回 チヤイコフスキー国際コンクールセミファイナリスト。
ソリストとして、フランクフルト室内管弦楽団、また、前ドレスデン国立歌劇場常任指揮者である、ペーター ギュルケ氏による、フライブルグ音大オーケストラなど、日本、ヨーロッパの各地で、ベートーベン、チャイコフスキー、ブラームスなど10曲以上の協奏曲を共演。
元ベルリンフィルハーモニー管弦楽団首席奏者を中心とした、ヴィラムジカのメンバーとして、ソロ、室内楽で活躍。97年には、T.ブランデイス(ヴァイオリン)、U.ローデンホイザー(クラリネット)、R.ブラトコヴィチ(ホルン)の各氏と、マルティヌの作品をCD録音。99年には、バロックゾリステンよりCD録音。2003年にモーツァルトの五重奏をCD録音。NHKラジオ、北日本ラジオ、ロシア国営放送に出演、イタリア放送ではコンサート全容がライブ放送される
南ドイツ、ドナウエシンゲン国際音楽祭にて招待リサイタルを行う。
これまでに、大沢和夫、鷲見健彰、澤和樹、浦川宜也、B、カトーナ、K.グントナー、 N.チュマチェンコの各氏に師事。
1999-2002年シュトウットガルト国立歌劇場オーケストラ団員を経て2002年9月よりバイエルン国立歌劇場オーケストラ所属。2004年9月よりソロ活動に専念する為オーケストラを退団、ドイツ全土、パリ、スイス、東京等でリサイタル。いずれも新聞紙上で好評を博す
2005年9月にはリトアニア国立室内管弦楽団、2006年ベルリンの室内合奏団、2007年スロヴァキア交響楽団のソリストとしてメンデルスゾーンの協奏曲でヨーロッパコンサートツアー。
2008年、東京フィルハーモニー交響楽団とベートーヴェンの協奏曲を共演、「有無を言わさぬ超絶技巧でオーケストラの楽団をも驚嘆させ、満場の拍手に結びつく希有の名演」(北日本新聞より)と絶賛された。
ドイツ黒い森室内楽音楽祭講師。アグライア四重奏団メンバー