人は皆
自分のなす行いによって
苦か楽のところへと
おもむくのである。
自分がみずから
それを受けるのであって
自分の代わりに他の誰も
受けるものはないのである。
【仏説無量寿経】
もし悪をなしてしまったら
それを繰り返さないように
しなさい。
悪に心を向けては
いけません。
悪を積み重ねると
苦しみにつながります。
【法句経】
風に向かって細かい塵をなげると
そのひとに戻ってくるが、
それと同じように
汚れのない人
とがのない清らかな人を
汚すようなことをすれば
その邪悪は
その者に
戻ってくるものです。
【雑阿含経】
「その報いは自分には来ないだろう」と思って
悪を軽んじてはいけません。
一滴ずつの水でも
やがて
大きな水瓶をも
いっぱいにする。
少しずつでも悪をおこなえば
やがて
わざわいにみたされることが
愚かな人々には
わからない。
【無問自説経】
自分を愛しいと思うなら
自分と悪とを
結びつけてはいけません。
悪を行なう者が
楽しみを得ることは
むずかしいからです。
【阿含経感興偈】
ひとは
自分のなした行為の報いに
かならず
ぶつかるものである。
しかし
他人のなした行為の報いに
苦しむことはないものである。
【三昧王経】
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