ひとは
父がいなければ
うまれないし
母がいなければ
そだたない。
生命を
父のたねにうけて
形を
母の胎内にたくして
うまれるのである。
【父母恩重経】
親というものは
いざ子供のためには
やむをえないことがあれば
みずから悪業をつくりもし
悪道にも落ちてゆくことを
あまんじてするものである
【父母恩重経】
父親には
いつくしみいたわる
慈恩があり、
母親には
悲しみいたむ
悲恩がある。
【父母恩重経】
親というのは
子供が
遠いところへ
行っていると
子供が帰って来て
その顔を見るまで
自分が外出していても
家にいるときでも
子供のことをおもい
寝てもさめても
案じているものである。
【父母恩重経】
親というのは
自分が生きている間は
子供の
身代わりになろうと思い、
死んだ後でも
子供の身を
まもろうと
願うものである。
【父母恩重経】
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