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うらみは

うらみによっては

けっして静まりません。

うらみの状態は

うらみがないことによって

静まるのです。

【無問自説経】

うらみにたいして

うらみをもって報いれば

うらみのやむことはありません。

堪え忍ぶことによって

うらみはやむのです。

【阿含経感興偈】

人を殺すものは

人に殺され、

人をうらむものは

人からうらまれる。

人をののしるものは

人にののしられ、

人に怒るものは

人から怒りをかう。

【雑阿含経】

「あのひとは、私をののしった。

あのひとは、私を害した。

あのひとは、私に勝った。

あのひとは、私からうばった。」

という思いをいだくひとには

怨恨は、ついにやむことがありません。

「あのひとは、私をののしった。

あのひとは、私を害した。

あのひとは、私に勝った。

あのひとは、私からうばった。」

という思いをいだかないひとには

うらみが、ついにやむのです。

【法句経】

ひとが

その罪を告白しているのに

それを許さないものには

その心の中に

怒りがあり

憎しみで重く

うらみを

離れません。

仏は

うらみを喜びません。

【雑阿含経】

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