熊王さんは、静岡県沼津市に本社を置く食品メーカー米久株式会社に勤務されています。
今回は、次のようなお話をしていただきました。
自社製品の顧客満足を高めるためには、消費者が製品の特徴をどのように心の中で感じているのかを
知ることが最優先であると考えています。
金沢工業大学との共同研究では、様々な製品を評価対象とし、弁当惣菜の経時的変化や食肉加工製品
をスライスして消費者が実際に食べる状態を想定し、実験を行っています。
調査の中で、製品が経時的変化する中でおいしさに関係する評価がどのように変化していくのかを
把握することが困難でした。しかし、"オノマトペ"(「サクサク」「パリパリ」等、人間が感覚的に
得た印象を言語化)を用いることでおいしさのイメージを明確化でき、製品イメージを明確に
することは顧客満足の向上にとって重要だと考えています。
沢山のおいしそうな食品の写真を交えながらお話を進めて頂きました。消費者にいかに喜んで
もらえるかという点で、日々苦労されている様子が伝わりました。
懇親会では、自社製品の紹介もなさり、なごやかな雰囲気の中で閉会しました。
(経工会だより20号掲載、スペースの関係上一部省略させて頂きました。)
関連リンク:米久株式会社
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