音符 突然FMから・・・
1994年年明けそうそう、私は会社からの帰りにCAR RADIOをつけて、 家に向かっていた。そのとき突然、聴き慣れた歌声が流れてきた。しかし、まったく 聴いたことのない曲であった。

♪奇跡じゃなくて 偶然じゃなくて 二人の運命なのだから
 君と僕とのページには今 同じstoryがはじまる・・・

と、ここまで流れた後、やたらファンキーっぽい口調で何とかと英語で言った後 「・・・by エフエム・ハローファイブ!」。実は、私が聴いたのはエフエム石川の ジングルだったのである。

その日以来私は、ここのフレーズが頭から離れなくなってしまった。『運命』という 言葉。私は、この言葉をあまりいい意味で使ったことがなかった。いつも、 「こうなる運命だった。」というような、半ばあきらめのような意味で使っていた んだと思う。でも、この曲は、『赤い糸』的な意味で表現している。 なんだか、照れてしまいたくなるような歌詞だが、山根さんが歌うと、本当に 『赤い糸』が存在するような気がする。

その当時、私は山根さんの新曲がいつ発売され、なんというタイトルかも知らず、 「これって、山根さんの歌声?じゃぁ、この曲って新曲?」と、独り言をぶつぶつ いいながら車を運転していた。傍から見れば、とっても危ない人に見えたかもしれ ない。後日、この曲のタイトルが『永遠の約束』で、『あの時のように』の両A面 で発売されることを知る。

この曲は、ライブでは、終盤によく歌われる。今日、このライブ会場で出会えた のは、奇跡や偶然なんかじゃなく、ずーっと前から決まっていたことだ、という 山根さんの思いが込められているような気がする。

音符 LIVE初体験
RACING the MOON'94ツアーが、初めて行った山根さんのライブである。チッケト発売 日に、つながらない電話を相手に2時間半、ようやく購入できたチケットは、私に とっては大切な宝物であり、今も大事にしまってある。

私はあまりライブというものに足を運んだことがなかったが、これほど感動した ライブは生まれて初めてであった。ほとんど一番後ろといってもイイくらいの席で あったが・・・
音符 Final Chance
この曲のシチュエーションは、度々ドラマなどで見うけられるが、私はこういった ものに憧れがある。やはり、実生活ではなかなか体験できないからであろう。

この曲は、山根さんの曲の中では珍しく、歌詞の中で、自分の事を『僕』ではなく 『俺』と呼び、相手の事を『君』ではなく『お前』と呼んでいる。

イントロの最初のところがとっても好きである。ライブでこの曲のイントロが 流れるだけで、会場が盛り上がる。アップテンポなリズムがかえって、 『俺』の思いを盛り上げているように思う。 こうゆう曲を作る山根さんって、こんな思いを経験した事があるのであろうか。 ちょっと気になってしまう。

初めて、『Final Chance』を聴いたとき、この曲と同じ シチュエーションで歌われているある曲を思い出した。それは、 中山美穂が歌う『花瓶』という曲である。 聴いたことのない人は、ぜひ1度聴き比べて欲しい。
♪Final ChanceのBELLがなる頃
♪教会の鐘が聞こえたら
やはり、こうゆうシチュエーションは教会の方があっているのであろう。

話が反れてしまったが最後にこの曲に登場する『俺』は、Final Chance に間に合ったのだろうか。間に合って、『俺』と『お前』と二人、仲良く 暮らしていることを祈る。

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