...■ FOR LIVING ■...
自然派
シャンプー&リンス

 手づくりというには大げさな自己調合のシャンプーです。液体石鹸(ミヨシの台所用液体せっけんを愛用!)に好きなエッセンシャルオイルを混ぜるだけ。液体石鹸は詰替用のものを購入するので、好きなボトルに移し替える際にオイルを数滴たらすのです。ラベンダー、ペパーミント、ベルガモット(柑橘系)を気分に合わせて入れます。基本のベースは石鹸と同じくラベンダーとしますが、夏場はペパーミントを多めにすっきりと、甘さを出したい気分の時はベルガモットを多めに…と加減しています。このシャンプーをつくるポイントは、なんといっても液体石鹸です。市販でせっけん成分のシャンプーもあるのですが、どうしても保存料や香料が入っていることが多いのです。それで、せっけん素地の液体石鹸で無香料・無着色のものを探すうちに、台所用洗剤…となってしまいました(笑)せっけん成分で洗っているので、市販のシャンプーに比べて泡立ち具合が少なかったり、髪にきしみを感じることもあるかもしれません。それは「慣れ」ではないかと思います。私の場合、このシャンプーに慣れてしまっているので、市販のシャンプーで洗う機会があると、泡立ちのよさと人工的な強い香りに違和感を覚えます。せっけんシャンプーに切り替えて1年はたちますが、髪は比較的穏やかです。


  ↑のせっけんシャンプーを愛用する中で守りたいのは、たったひとつ…「酸性」のリンスで濯ぐことです。せっけんは「アルカリ性」なので中和する必要があるのです。「酸性」とするものの代表格は「酢」です。ところが、酢独特の香りは少し髪に残るので、私にとってあまり気持ちいいものではありませんでした。エッセンシャルオイルと混ぜても逆効果…。香りのよいといわれているフランボワーズビネガー(さくらんぼ酢)でもやはり気になる…。私は日用品の買い物をまとめてするので、買い物の度に酢を何本も抱えなければいけない「重さ」も"なんとかしなければ…"発想のもとになりました。そんな頃、「ナチュラルクリーニング」の本で、酸性のものとして「クエン酸」が紹介されていました。クエン酸は匂いのない白い粉末で、薬局で簡単に手に入ります。少量の粉末で十分酸性効果があるようなので、「酢」の代わりに使える!と…。その時から私はクエン酸派です。リンスとしての使い方はこうです。クエン酸小さじ1/2位を洗面器に入れ、お湯で溶かします。これで濯(すす)げばリンスとしては十分なのでしょうが、欲張りな私は、このリンスにさらに工夫を加えています。髪に優しいというハーブ・カモミールを抽出した液を混ぜ、グリセリン(薬局で購入可)もほんのちょっと加え、さらには香りづけとしてラベンダーとユーカリオイルのオイルをたらします。これですすぐと先ほどまでの髪のきしみが不思議となくなってしまいます。普段のお手入れはこんな感じです。
 これにスペシャルヘアケアとして、月に一度位、ヘナというハーブでトリートメントしています。ヘナはインド産で、抹茶みたいな粉末です。温かい紅茶でペースト状に練ったものを髪に塗って浸透させます。(紅茶で練るのは効果を高めるためです)1〜2時間たったら洗髪してヘナを洗い流します。タンパク質と結合して髪を明るくする効果もあるようですが、私の髪には効果がなく、地肌が赤く染まってしまうのです…(1〜2日で落ちますが!)効果が一ヵ月位で、しばらくは髪の手触りがツルツルしています。
RECIPE・・・・シャンプー・・・

 液体石鹸にエッセンシャルオイルを入れるただそれだけです。オイルの量は、液体石鹸の1〜2%位にしてます。オイル1滴=0.05ccと換算して…。自分がよい香りだと感じる量が丁度よいと思いますが、市販品の香りに慣れている場合は「ものたりない」位がよいかもしれません。
RECIPE・・・・リンス・・・・・
 カモミール・ハーブウォーター…1リットルの水を沸騰させ、乾燥カモミール大さじ2を入れて、火を止めます。そのまま冷まし、ハーブを漉して瓶詰したらでき上がり!めんどくさがりやの私は、カモミールをあらかじめお茶パック(だしバックでもいい!)に入れておき、漉す手間を省いています。賞味期限はありませんが、冷暗所で1月位は大丈夫なようです。夏場は冷蔵庫に入れることをおすすめします。髪だけでなく、肌にもいいようです。よくよく考えたら、これはカモミールハーブティーでした!
 
□TOP□HOME+STYLE