...■ CREATING! ■...
ミシンでパッチワーク!?
サロン・スカート

 私の記憶の中では祖母は家にいる時、ほとんど着物を着ていました。そんな亡き祖母の箪笥を気まぐれに開いてみると、丁寧にも着物の端切れまでとっておいてありました。どうしても放っておくことができずに、これらと私の持っていた端切れを総動員して、サロン・スカートを作ってみました。できるだけ自然の布に近い状態としておきたかったので、ファスナーもボタンも着けないサロン…(筒状の腰巻)としました。なので、腰で結んでもよいし、同じく箪笥から出てきた"帯締め"で巻いてもいいなぁと思っています。手縫いで…とも考えたのですが、それだとあまりに根気のいる作業となるので、ミシンでじゃーっとパッチワークしました(笑)ほとんどが着物の端切れなので、麻・絹・綿と素材もまちまちのグランジスタイルです!端切れの形を利用して、裾の方がやや広がるよう台形に仕上げているので、正統派のサロンとは一味違って、はき心地はスカートで足さばきも軽やかです!無計画に楽しく接ぎ合わせていったため、気が付けばマキシ丈となりました♪
 さて、よくよく考えてみると、亡き祖母は小柄だったので、祖母の残した着物や帯は、身長170センチを超える私には「無用の長物」でした。そんな私でも、形見?として頂いた端切れが生まれ変わったサロンなら着用できます。"サロン"としたところが私らしいといえば、私らしいかな…。きっと祖母は極楽で苦笑いしているにちがいありません!
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