...■ NATURAL! ■...
入れモノに天然素材!
かご

 視線の中に天然素材があると何だかホッとします。そのせいか、暮らしの中で使うものは、知らず知らずのうちに天然素材で出来たものを選んでいるように思います。さてさて、↑これはいわゆるトイレットペーパーを入れた篭です。ティッシュペーパー代わりです(笑)ラオスのレストランでは、こんなふうにロールペーパー(トイレットペーパーと同じだったと思う!)を竹の筒に入れて、紙ナプキン代わりにお使い下さいとばかりに置いてありました。「これは便利!」と思いつつも、その竹筒を買い忘れた私は、日本に帰ってから、とある雑貨店でみつけた篭(おそらくアジア製)をこんな風にペーパーホルダーに使っています。篭は筒状で、偶然にも高さがぴったりでした!それにしたところで、すんなりとロールペーパー生活に入れたのには理由があります。旅に出るときの荷物には必ずトイレットペーパーを一巻。旅に出る前夜に、真新しいトイレットペーパーの芯を抜いてかさばらないようにし、小さくしたものを手提げのナイロンに包んで鞄の中に入れるのが、儀式みたいになっています。旅では必ずしもトイレに紙が備え付けてある訳ではなく、加えて私のお気楽旅では、トイレ・バス共同の部屋にすることも多く、もはやそれは必携品。何かを拭いたり、鼻をかんだりといった、普通の日本人ならティッシュを使うような場面でも、大抵トイレットペーパーで済んでしまう…と旅の中で訓練してしまいました(笑)だから、私の旅では、どうしても必要な時に使う(あまりないけど)ティッシュペーパーを鞄のポケットに2〜3包入れ、あとはロールペーパー!カシミアのようなティッシュを入手するのは困難な国でもトイレットペーパーがない国はなかったように思います。ということで常々ロールペーパーでありまして、その入れ物には篭を使っているということです。 
 この2色の篭はごみ箱です。濃い色のほうは燃えるゴミで、淡色のほうが燃えないごみ。もともと燃えるごみ用しか用意していなかったのですが、プラスチックなど燃やすと有害ガスを発生するごみが意外と多いことに気付き、あらかじめ二つ並べています。後で分別してもよいのですが、小さなごみでもその都度分けていった方が最終的には手間がかからない…ようです。同じ大きさのが2つなので、少し場所をとりますが、それはそれで双子みたいでよいかなと。もともとごみ箱ではなくて、植木鉢カバーでした!割と小さめなので、あまりごみを出さないよう気をつけています。買い物で極力袋を貰わないようにしているのも、油断するとすぐに淡色の篭がいっぱいになってしまうからです。

 さてさて、ごみについて考えることは、すなわち自分の持っているものについて考えることでもあります。モノとのおつきあい…そもそも、持っているもの全てが天然素材でありたいと願いつつ、大量消費の時代に生まれ育ってきた私ですから、そうでないものも沢山持っています。しかし、それが使えるのに否定してすぐに捨ててしまうのではなく、それらが使えなくなるまではできるだけお付き合いしたいと思っています。大切にしてもらえそうなら、どなたかに使ってもらうことも有用…という2段階作戦で!それだけでごみと呼ばれるものの数がぐんと減ったように思います。そしてどうしてもそれがモノとして機能しなくなった場合には、次の生かし方を考え、それでも駄目ならごみとなるのです。そして、次に選ぶものは、できれば天然素材のものを選ぶとか、長く使えるようとことん気に入ったものを多少高価でも選ぶとか、そういうふうにするのが賢明なんだろうなぁと思います。
 
□TOP□HOME+STYLE