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一人旅の中で弱気になっている時は、今晩のホテルが決まってない時…と関係していたように思います。静かに落ち着いて眠れる…「当たり前」のことを大切だと気付いたことはこういった体験からです。どんな所でも３秒で眠れる特技を持つ私ですが、「眠り」についてしつらえることは、人間が人間たるゆえに「暮らし」始めるようになってから、本能的に持ち続けている何かとつながっているのだろうと思います。さて、私は３種類のリネンをローテーションしてます。ちょっと贅沢な麻、厚地のコットンピケ、そして薄地のコットンです。麻は夏用と思いきや、一年中使ってます。冬も案外暖かく、薄地のコットンのより重宝してます。麻は丈夫なので、大事に使えば四半世紀もつとか…。毎日の1/3くらいお世話になるものだし、普通のものでも10年近くもつことを思えば、多少の投資効果はあるのかなと思ってます。
 シーツの素材もさることながら、フトンがいちばん気持ちいいのは、太陽にかざして干した時です。お休みの朝、空を見上げて窓に布団を干す時といったら、あの太陽の匂いのする布団にくるまって眠りたい！といった欲望に揺り動かされているとしかいいようがないのです。 |
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