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 何もない時間・空間に
お香

 私がお香を焚くのは、お休みの夕暮れの時間。こざっぱりした部屋で特にこれといってしなければならないような時に焚くような気がします。お香を焚くことには何の目的もありません。それでも、すーっと立ち上る煙を見ていると、時の流れや空間の存在を感じ得ます。
 上の写真のお香は、以前インドに旅した友人からのお土産です。これを買ったために、ダージリン紅茶に香りが移ってしまい、大変だったのよぉなんていうエピソードあり…です。  いつもよく使っているのは、こんな中国のお香です。バラの香りのと、名前に敦煌とついたものがあります。どちらかといえば、は爽やかな香りです。
 お香を焚く時は、オーディオの音も消してしまうので、近所の公園の音とか、遠くで車が走る音とかが聞こえてきます。次第に五感が研ぎすまされ、やがて空っぽな気持ちになっていくとでもいうのでしょうか…こざっぱりした気持ちになります。
 そして、最近、和のお香も求めました。京都・祇園にある愛山堂の「月待ち雲」というものです。和の香りであっても、爽やかさが感じられるものを…と思って求めてみsました。なんといっても名前がよいですよね。1日が終わって、夕闇の時間にぴったりな香りなのでしょう。
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