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自分でパンをこね、焼くようになって、何年になるでしょうか。美味しいパンには目がなくて、評判を聞くと、ひとつふたつ求めるなかで、気になってきたのが天然酵母のパンです。
天然酵母のパンは、生地の穴ぼこがとても大きくって、噛みごたえがあって「美味しい」と思いました。で、自分でも作りたいなぁと、いつもの思考回路で(笑)、作ってみました。 手間のかかることが大嫌いな私は、なんとか「楽」して、美味しいものを食べることに惜しみない知恵?を使います。 いちばん最初につくったのは、酒粕を発酵させて作った酵母液でつくったモノです。生地にその風味が残るので、好みが分かれると思いますが、とても簡単に作れます。 酒粕酵母液の作り方は、煮沸消毒した瓶に、酒かす(ペースト状のものがベター)を50g入れ、そこに一度完全に沸騰した熱湯を40度くらいにまで冷ましたお湯250ccくらいを入れて蓋をします。日なたとかオーブンの上とか暖かい所においておきます。次第にぶくぶくと発泡してくるようになったら、準備okです。 酵母液はリンゴでも作れます。こちらのほうがやや酸味がある割には風味が爽やかで味の初心者向けかもしれません。 リンゴは芯の部分を使います。上の酒粕の代わりにリンゴ1個につきお湯200ccを注いで瓶で発酵させます。 液が発泡するようになるまでには、春(4月…15-20度)だと1週間くらい。もっと暖かいと3〜4日でいけるし、逆にそれより寒いと2週間くらいかかりました。 イーストパンなら小麦粉にただのお湯を入れるところですが、天然酵母パンではこの酵母液とお湯を入れてこねあげます。 発酵時間も1次発酵、2次発酵ともにじっくり2.3時間〜半日かけます。上の写真はまるめたものですが、最近は型に入れてミニ食パンみたいに成形しています。発酵の具合が分かりやすいのです。 酵母液を作るのも、パン生地を発酵させるのも、時間はかかりますが、手間はほとんど掛かりません。 理科の実験みたいで楽しいのに美味しい「特技」は、もう立派な暮らしの一部です。 ・RECIPE・・・・大きな大きなパン1コ分
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