あの歌手のT.Mさんがやってきた


6月13日(日)

 今日は、昨日の疲れもあり、早く寝ようと思っていた。時刻は、日が変わってしばらく

たった頃。そしたら、私の携帯電話がなった。電話の声の主は、マスターだった。

せーしゅんかぁ?今ねぇ、、来てるのよ。来てるの。

最初は何のことかわからなかった。誰が来てるんだろうか?ある人を思い出したが、

その人が来るわけもなく、まして想像できる人なら、わざわざ電話もしてこないだろう。

誰が来てるの?誰?

私が尋ねたらマスターは歌を歌いだした。マスターの歌は決して上手ではないが、

しっかり音程はとれている。しかし。聞いたこともメロディーだった。私は再び、

誰が来てるの?

って聞いたらマスター、

来てるの。ま・つ・や・ま・ち・は・る    。』

最初は冗談かと思ったけど、どうも本当らしい。確かに、今日、松山千春のコンサートが

金沢であったみたいだ。しかし、明日仕事だし時間も0:30をまわっている

会いにいこうか、やめておこうか、最初は迷った。しかし、あの千春が玉を撞いている

姿を想像すると、やっぱり、本物を見てみたい。想像の千春でなく、現に同じ空間にいる

千春をみたい。ここで眠いからといって行かなかったら、次の日絶対後悔する。

無理してでもここは行った方がいい。それに明日はそれほど仕事も忙しくないだろうし。

決めた。会いに行こう。

じゃぁ、今から行くね。たとえ帰ろうとしても、

話して、引き止めておいてね。

といって、家を飛び出した。車で15分くらいかけてリバプールに向かう。

帰らないでいてくれよ。サインとかもらえるかなぁ?

一緒に写真も撮ってもらおう。おしゃべりもできるかなぁ。

そんなことを考えながら、アクセルを踏み込む。

とっても長い15分だった。そしてリバプールに到着。ベンツにBMW、もう一台、

ごっつい車が止まってる。これだ、まだいる。急いで中に入った。

いた〜!!!!!!

白いTシャツに、白い綿パン。背中にはローマ字でMatsuyama

書いている。黒板には『』という文字が書かれている。松山千春だ。

千春が一生懸命玉を狙って撞いている。9ボールをしているようだった。

スタッフだろうか?千春のほかに6人玉を撞いていた。

でも、今行って声かけるわけにはいかず、終わったら、サインでももらおうかと、

思い、それまでの時間を友達と喋っていた。そして、その中の一人が、

チェックお願いします。カウンターにやってきた。よし今から、写真をかサインとか

もらいに行こう。と思ったら、千春はさっさと外へ出ていってしまった

あれ〜?帰っちゃうの?友達が後を追っていったが、すでに遅かった。

・・・・・みんな固まってしまった。

しかし、プレー中の千春は、とくに気取った様子もなく、年下の人に、

これはこうなんだよと言われたら、あそーなんや〜。

みたいな感じで素直に聞いていた

見た感じはやっぱり普通のおっさんって感じがして、とっても身近に感じられた。

写真も撮れず、サインも貰えず、はっきりいって残念だった。

しかし、私の心には、松山千春が玉を撞いている姿は残っている。同じ時間と空間を

ともにしたことは忘れないだろうね。それだけで十分である。

突然、松山千春の歌を聞きたくなった。明日さっそくCDでも買ってみよ〜っと。

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