「寄り回り波」に注意                       

釣り人に大変危険な、大波が突然やってくることがあります !!
                                          
海が穏やかで、天気も良いのに突然2〜3メートルもの大波がきて、釣具はもちろん釣り、車まで波にさらわれることがあります。


「寄り波」または「寄り回り波」とも呼ばれ、冨山湾に現れる特有の波現象です。



大荒れした天候が続いて、その天気が回復したあとにくることがあり、季節的には晩秋・冬に多く発生します。
ひどいときには、北陸本線のレールの足元まで打ち寄せ列車の通行を止めることもあります。

そのメカニズムは、ほぼ解明されています。
   1、日本海東部の海上での大しけが、収まったあと波紋状の波が冨山湾にもうち寄せる。
   2、冨山湾には深い海谷があり日本海溝へと続いていて、日本海から入ってきた大きなうねりは海谷をつたって陸部へうち寄せる。
   3、深い所からきて、急に浅い陸棚にくるとうねりが盛り上がる。
   4、穏やかだった海面が急に盛り上がり釣り人に被害危険をもたらす。

富山湾では毎年この寄り回り波に何人かの釣り人が命を奪われています。

映像があります。(入善であった寄り波被害の様子)  http://www.youtube.com/watch?v=fwY1w1nU66Y

冬場の海岸線では注意が肝要。
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