99/3/23 防 具
ユーに向かったはずのKAIがいる場所はトリンシンクだった。
装備を整えたので、懐が乏しくなったKAIは早朝からせっせとシャツ作りに励む。1000Gほど稼いだところ突然、回線が切れる・・・am8:00ころだった。確実にサーバーダウンだ、再度繋げるがwakokuがない。 おのれー。
時間をおいて再度接続。
はぅー朝やったことがすべて無駄になっている。前日のセーブポイントからスタートだ。
なんでこうなるの?ゆるさんぞオリジン。
しょうがなく、また裁縫を続ける。今度は600Gくらいでやめておく。
防具屋で高めの防具を買い込んだ、鉄で出来た鎧の上下である。さて、着けてみようと思ったが出来ない。KAIにはまだ強すぎる防具だった。
またしても無駄な時間を過ごしたようだ。
買った防具は銀行に預ける、きっとそのうち役に立つことがあるだろう。
KAIは再びシャツ作りに汗を流した
99/3/25 北 斗
hokutoで新キャラを作った。
名前はKiku。女の子だ。
田舎育ちでいささか野暮ったいが、奥底には気品が漂っている。
ある国の姫として生まれた彼女は国が滅んだため、この地で一般人として暮らしている。
昔、城内で鯉を釣って遊んだ特技を生かして、釣りで生計をたてている。星占いが好きなので占星術の研究をしていたが趣味が高じて魔法も勉強するようになった。しゃべり方がたまに男っぽくなるのは愛嬌だ。
といった設定にしてある。
はたして菊姫様の運命やいかに!
99/3/28 菊 姫
Kiku(hokuto)
ともかく釣りに励む。釣った魚は切り身にして、焼き魚に。料理のスキルを上げるのに魚は快適だ。一匹の魚から4つの切り身になるので、大量に料理の練習ができる。どちらも単純作業だ。今日で釣りと料理のスキルが30くらいまで上がった。
師匠のキャラtoshiと会った。
まいの小部屋オンライン編で魔法の講義を受ける。
トリンシンクの酒場で、隠者さんのキャラHermitとともにワインを飲みながら聞いていると、突然もこもこと人間が現れた。泥棒だ。Kikuは悲鳴を上げる間もなくGUARDが退治した。yamato、Asuka、Wakokuでは経験のない出来事だった。おそるべしhokuto、デンジャラスだぜ。
講義を続けていると、二人連れが酒場に入ってきた。
「ここはなんて町ですか?」
ブリテインを目指していたのが、道に迷ってトリンシンクにたどり着いたらしい。
「100Gで送ってあげる」toshiが言う。
道に迷ったくらいの初心者らしき人に酷なことを言う。一人は全財産38Gらしかった。それでも商談は成立し。KikuとHERMITも一緒について行く。
ブリテインでtoshiから魔法の巻物とお小遣いをもらった。
toshiは鬼のような奴だなと思っていたが、どうやらそうでもないみたいだ。
さながら、エンコーのおやじと女子高生のようである。Kikuも「欲しい物は?」と聞かれて「お金」と答える、じつは現実主義な傲慢な女なのだろうか。「なにか美味しい物がたべたいなぁ」と答えておけば良かったと後悔する。だが、やっぱり金が欲しい。
toshiと別れ、KikuとHERMITは新大陸のデルシアに行った。
新大陸、はじめての地だ。見る物すべてが珍しい。
99/3/31 優 駿
どうも最近いそがしく更新が滞りがちなので、2、3日まとめて。
KAI(wakoku)
劇的な変化が訪れようとしている。
魔法を習った。330G払い、魔法のスキルが34まであがった。
KAIはKikuとは違い裁縫で稼いだお金があるので、たくさんの魔法の巻物と秘薬を買った。
ブリテインで1000Gを超える買い物をして一路デルシアに向かった。
最初は鹿狩りをして皮の縫い物をする。が、依然ロングブーツまでしか作れないのですぐに飽きる。
そのため、せっせと魔法の練習に明け暮れる。が、これもmanaが17しかないKAIは待ち時間が多く、強い魔法が使えないため、また飽きる。
この地デルシアは奈良のように鹿がたくさんいる。そして羽猿がいて、オークが6、7匹くらい突然わいて出てくる。羽猿は問題ないが、オークはまだKAIには辛い相手だ。
鍛冶場で鉄を打っていた見知らぬ人に刀の修理を頼む。鹿を試しに切ってみる。さすが鍛冶スキル80の出来、良く切れるようになった。そしてオークに挑む。
オークの集団にがいる、KAIを見つけて追いかけてくる。2匹来た、それも1匹はオークロードだ。
むむ、勝てるか?
みるみるうちにKAIのHPが減っていった。
くっ、だめか
通りがかった人が回復魔法をかけてくれた。しかし応援もむなしく、KAIは死んでしまった。魔法をかけてくれた人が荷物を見ていてくれると言うので、急いで生き返って戻ってくる。
戻るとオークの群は全滅している。そう、KAIを助けてくれた、モスグリーンの衣装に身をまとったLupinさんが倒したのだった。オークがKAIの死体から奪った秘薬を入れた鞄も返してくれた。いつ死んでもいいように素肌にローブを着ただけのKAIにLupinさんは鎖でできた鎧をくれた、オークロードが持っていたものだそうだ。なんて親切な人だ。これを読んだ人で、もしWakokuで彼を見かけたら、KAIがよろしく言っていたと伝えてほしい。
そして、少しづつ行動範囲を広げていったKAIは、突然トカゲ男の集団に出くわす。一目さんに逃げる。一匹追いかけてきた。KAIは毒の魔法をトカゲ男に撃った、そして逃げる。しばらく逃げていると、毒がまわったらしくトカゲ男の体力が落ちてきた。装備を整え、トカゲ男に斬りかかり、苦戦しながらも何とか倒すことが出来た。
ある戦法に気づく。丘の上からなど、直接攻撃されない場所から毒の魔法をかけて、弱らせて斬るのだ。とても卑怯なやり方だ、そして、せこくもある。この戦法を使い、ついにオークにも勝つことが出来た。魔法のすごさをあらためて実感した。
いつしか、縫い物よりモンスターを倒して、お金を稼ぐようになる。下っ端のオークはあまり良い物は持っていないがオークロードになると、鎖の鎧や現金100Gなど、結構金目の物を持っている。
いつものように毒せこ戦法を使い、オークを一匹ずつ引き離しては倒していると、太鼓を叩きながら扇動して、オークの仲間割れを誘っている女の人がいた。KAIにお金をくれる。一匹と斬り合っていた間に毒が回って死んだオークの持っていた物らしかった。彼女はオークの中にいる野生の馬が目当てで、お金は全部持っていっていいと言う。
彼女の名前はhikaru。
「待ってて」と言い残し、また別のオークの群に向かった。そして、一頭の野生の馬を調教してプレゼントしてくれた。
馬を買えるお金は十分持っていたKAIであるが、すぐに死なせてしまいそうで飼わなかった。しかし、頂けるものを無下に断るのも悪い、ありがたく貰っておく。馬の扱い方も教えてくれた。
ここデルシアは親切な人が多い。これを読んだ人で、もしWakokuで彼女を見かけたら、KAIがよろしく言っていたと伝えて欲しい。
やっぱり馬はかわいい。momoと名付けた。手綱の持ち心地が良さそうな名前でしょ。
モンスターやPKに会わないように注意しながら、道を進む。そして桜並木の間をmomoと疾走するためにブリテインに行った。あやしい桜だったが駆け回る。愛馬momoにはニンジンをたくさんあげた。
99/4/2 毒 殺
Kiku(hokuto)
Kikuはブリテインにいた。
デルシアで大量の靴を拾ったためだ。裁縫スキルをあげるために鹿皮で作っては捨てる人がいたためと思われる。Kikuはせっせとその靴を拾い集めた。
そして、デルシアでは売れないので、はるばる歩いてブリテインまでやって来たのだ。靴を売って得たお金で秘薬を買い込み、稲妻を落とす魔法と毒の魔法も買った。
デルシアに戻る。
ちょうど、オークが一匹だけ離れている。早速、稲妻魔法を試してみるが、あまり強くは無いようだ。
毒魔法をかけてしばらく待つ、かなり待つ。他のオークは、ずっと前に誰かに殺されている。この一匹だけKikuとにらめっこ状態になって生き延びている。しびれを切らし、肉弾戦を挑むが、Kikuの細腕ではまったくダメージを与えることができない。ともかく、とても長い時間をかけてやっと倒すことができた。
オークから得られたものはほんのわずか、たくさんの秘薬を使ったので完全に赤字だ。
秘薬を求めて、遠くまで足をのばした。
トカゲ男と遭遇する。毒魔法をかけながら、ひたすら逃げる。ずいぶん長い距離を追いかけられた。ようやくトカゲ男のHPも切れたようだ。だが、最後のとどめがなかなかさせない。秘薬がきれたため稲妻を当てることが出来ず、毒だけではとどめをさすことが出来ないようだ。
仕方なく殴りかかるが、Kikuのほうが瀕死になる。回復魔法をかけ、追ったり追われたりしながら、なんとかこれも倒した。
トカゲ男からは槍を得ることができたので、羽猿相手に槍の練習をする。
たまにオークが現れるが、待ち時間が長いのと秘薬が少ないので毒魔法を1,2回かけただけで、他の人に譲った。
オークのキャンプ跡で拾い集めた大量の肉を焼いていると、誰かが話しかけてきた。馬をくれるそうだ。
あぁうれしい、こんなに早く馬に乗れるなんて
あまりのうれしさに、名前を確認することが出来なかったが、赤い盾と青い服の女の人、ありがとう。今度お礼に魚をご馳走します。
これを読んだ人でhokutoで彼女らしき人物を知っていたら、Kikuが大変感謝していたと伝えて欲しい。
この馬の名前はrecaと名付けた。座り心地が良さそうな名前でしょ。
餌が無かったのでなかなか主人とみとめてくれなかったが、桃をあげてすっかり仲良しになった。 レカいつまでも一緒にいよう。
今度はニンジンを買っておかないと。
99/4/4 レ カ
Kiku(hokuto)
recaが死んだ。
あっという間の出来事だった。
メンテ明けでデルシアに居たKikuは一番近くの鹿の丘にいた。さすがに人も少なく、周りには鹿や馬があふれ、秘薬があちこちに落ちていた。
Kikuとrecaは、いつものように丘に上がり秘薬を拾っていた。そんな時、オークのパーティーが沸いて出てきた。Kikuは慌てて装備を整え、魔法の準備をしたがオークロードに見つかって追いかけられる。逃げた先が悪かった、丘の中腹の行き止まりの場所だ。なんとかオークロードを押しのけようとしたが、奴は強かった。Kikuのステータスを開く間もなく、画面は黒くなり、「あぁぁぁ」と言う絶望と悲哀に満ちた悲鳴が。
Kikuは死んだのだ。幽霊になった。
そこではオークロードの容赦のない斧がrecaの体に振り下ろされていた。Kikuは全速力で町に戻った。
「たのむreca、生きていてくれ」
「誰かrecaを助けてくれ」
生き返ったKikuは息が続く限り、走った。
「じゃまだ、どけ」銀行の前でたむろしている人達を押しのけ、recaのもとに走った。
辺りは静けさに満ちていた。ただ何事もなかったように鳥のさえずりだけが響いている。そこにはKikuの死体があり、寄り添うようにrecaが横たわっていた。
俺は目を疑い、今、システムが巻き戻ってくれることを祈った。だが、メンテの時間は終わったばっかりで、UOでは逃げ落ちは出来ない。ただ、たたずむことしかできなかった。
白馬に乗った人が近づいてきた。
「オークロードにやられた?」
奴らを始末してくれた人だ。オークロードがKikuから盗ったものを返してくれた。鞄が一つ、中にはがらくたばかり。
「・・・ありがとう」
ただ一言お礼を言って、Kikuは自分の持ち物を拾い集める。品物はすべてもとに戻った。recaだけは静かに横たわったままだ。
Kikuの死体が骨に変わった時、recaの体は消えた。
白馬に乗った人がまた近づいてきた「馬、いる?待ってて」一頭の馬を連れて戻ってきて、Kikuにわたしてくれた。
MYUと言う名の白い馬だ。名前を変えようかと思ったが、そのままにした。
オークを倒し、馬をくれた人はAERISさんという人だ、ちゃんとお礼を言うことも出来ず、すみません、元気になったらあらためてご挨拶します。
俺は決めた、Kikuはかわいい女の子にしようと思っていたが、やめた。強い筋肉少女にしてやる。オークロードとタイマンがはれるくらいの強さにしてやる。今まで敬遠してきた戦闘スキルも上げまくろう。二度とこのようなことのないように・・・。
reca、ありがとう、さようなら。
99/4/5 訓 練
Kiku(hokuto)
悲しみの淵から立ち上がったKikuは戦闘の練習をはじめる。
ダミー人形を叩こうかと思ったが、デルシアを出るのが面倒になり、ここで練習を。
練習といっても特別なことをするわけではない。毒で弱らせたオークを突くだけだ。
武器も買って、次々とオークに戦いを挑み続ける。
これがかなり金になることを発見した。オークの宝箱から現金を盗るのだ。オークが集団で襲ってくるが、金を盗んで走ってにげる。一回で、うまく行けば300Gにはなる。
KAIの初期には考えられなかった金額をKikuは稼ぐ。
そして秘薬を買い込み、またオークを狩る。
エスコート待ちのNPCがいた。
前にKikuは宿屋にNPCをエスコートしてお金をもらったことがあった。行き先を聞くにはなんと言えばいいかマニュアルを探していると、通りがかりの人が教えてくれた。マジンシアに行きたいらしい。かなり遠い。エスコートはあきらめ、その人としばらく話をした。
彼女の名はMystiaさん。
Kikuの身なりを見て、装備が貧弱であることを見抜く。Kikuはオークから巻き上げたものしか着けていなかった。すると彼女はその場でチョキチョキ裁縫をはじめる。皮製の防具一式を作ってくれた。みすぼらしい姿があっという間に強そうで、かっこよくなる。
ありがたくお礼を言う。
生まれ変わったKikuにはちょどいい、イメージチェンジだ。戦士らしい身なりになった。
目指すは肉弾戦でオークに勝つことだ。
前のKiku、今のKiku
99/4/9 モ モ
KAI(Wakoku)
最近KAIをやっていなかったため、久しぶりにWakokuへ行く。
KAIはデルシアにいる。hokutoのKikuよりも長い時間をかけているが、ステータスはKikuより低い。
裁縫というお金を稼ぐ方法と少しの蓄えがあるので、贅沢をしなければ普通に生活はできる。
むぎわら帽をかぶって、放蕩を続けている。
そんなある日、魔法を使いはじめた彼は大量の秘薬を買い込みオークの群を丸焼きにすることに快感を憶えた。
いつものように鹿の丘をくるくる回りながらオークが現れるのを待つ。すこし離れた場所にオークの集団が現れた。KAIは宝箱をねらった、一つ目を盗る。オークたちがこぞって襲いかかってくる。もう一つをねらった、宝箱を開けて金をバックに押し込む。オークたちはKAIの体を殴り、斧を振り下ろした。逃げようと5、6歩走り出した時、突然目の前が真っ暗になった。
KAIは死んだ。
すでに十回以上死んでいるKAIにとっては珍しい光景ではなかったが、今回違っているのは愛馬momoが一緒にいたことだ。はじめて馬の快適さを教えてくれたmomoは死んだ。
不思議とレカが死んだ時のような悲しみはなかった、ただ呆然とmomoの体が消えるのを見ていた。
誰かが言っていた「馬は消耗品だよ」
確かにそうである。剣や防具と同じだ。壊れる前に修理するのと同じように、馬に餌をやる。死んだらまた買えばいい。珍しいものではない。
だが、ゲームの中ではあるが自分のペットが死んだのだ。愛玩した動物が死ぬ。そこにはいくらかの哀しみがある。道具とは違う。
UOの世界にはキャラを通した人間のつながりがある。キャラにはそのプレイヤーの性格がいくらかでる。そんな自分の分身がブリタニアというゲームの世界に生きているのだ。
いかにキャラになりきってその世界のなかで立ち回れるか。このゲームのおもしろさは一部そんなところにあると思う。それがロールプレイングというものなのだろう。
誰かが言っていた「おままごとみたいなゲームだよ」
的を得ている言葉だ。
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