桜田淳子の魅力、この一篇で全面開花。なんて素晴らしい女のコだろう、この淳子ちゃん。
トップ・シーンなどはオーソドックスでいきなり主題歌の「ひとり歩き」にノッて、クリーンの着物姿の淳子ちゃんが登場。ゾクゾクする淳子の表情なのだ。
広瀬監督さん、すごいのヨ、ホント。淳子ファンは泣いて喜ぶんですよ。
母親の再婚で微妙にゆれる17歳。ちょっぴりスネて家出して、浜辺で日の出を見る淳子の表情!「恋はいつもうしろ姿で 私の前から消えてゆくのよ〜」
走り出す淳子。バドミントン部のキャプテン・淳子。その純白のユニホーム。短かいスカート。そのスンナリと美しい脚。淳子は歌手よりも女優で大成しそうな女のコ。吉永小百合の再来を思わせるほど、この映画の淳子は素晴しかつた。
東宝の百恵ちやんの「西河克己監督)は見なかった。松竹の淳子があまりによかったので、百恵ちゃんはあまわしという感じ。百恵ちゃん来週は見るからね、ごめんナサイ。
(佐倉 夏)
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