カッティング10種類
 ハーフコートオフェンスにおいて、オフボールマンがディフェンスを振り切る動きのスキルドリルです。
 10種類を順番に紹介しますが、優先順位ではありません。オフボールマンが自分についているディフェンスの状況を観て、ディフェンスが守りづらい動き(視野の無いところ、スペースのあるところ)を選択し、仕掛けることで有利な状態でボールを保持することを狙います。
 

10種類は、以下のとおりです。

1 ブラインドカット

2 Vカット(相手の前足ロック)

3 インフロントカット(相手のすきを見てカットイン)だめならブラインドカット

4 Tカットだめならブライド

5 フラッシュ

6 ドロップカット

7 Uターン

8 フレアーカット(ボールを見ながら)

 9 トライアングルカット

10 Sカット

 

1 ブラインドカット
 ディフェンスが通常のポジションであれば、ディエンスの視野の無いところを狙います。
2 Vカット
 ブラインドカットで振り切れない場合は、Vカットでスペースのあるところへ動きます。(ミートアウト)。外へ動く前に、ディフェンスの前足をロックしてから出るようにします。

 

3 インフロントカットだめならブラインドカット
 Vカットで振り切れなかった場合(パスが来なかった場合)、ディフェンスの状況を観て、インフロントカットします。
 ディエンスの状況(オーバーがーディング)によっては、切り替えしてブラインドカットでも良いと思いますが、しっかりと対応してくるディフェンスは、同じ方向の動きは、対応しやすいものです。従って、違う方向への動きを選択し、振り切ることを狙います。
4 Tカットだめならブライド
 ブラインドでパスが来なければ、ベースライン沿いに外へ出てディフェンスを振り切ります。だめならブラインドカットです。
5 フラッシュ
 ブラインドカットからフラッシュでディフェンスを振り切ります。動きの方向を急激に変えることでディフェンスを振り切ることができます。
6 ドロップカット
 フラッシュが止められたらドロップカットです。ここで、ミドルラインを越えて逆サイドへ移動します。ボールも移動します。
 オフェンスは、ボールとディフェンスを視野に入れながら動きます。
7 Uターン
 ドロップカットで振り切れない場合は、Uターンです。動きが止まらないように、動きの方向を変えるように意識します。
8 フレアーカット(ボールを見ながら)
 フレアーカットです。ボールを見ながら、体はリングに向けて動きます。
9 トライアングルカット
 3角形を描くように動きます。
10 Sカット
 インフロントカットを狙ったが、ディフェンスにかぶられパスが来なかった状況において、上に上がるようにコースを変えて、ディフェンスを振り切ることを狙います。
○ ブラインドカットからシュート
 このドリルでは、Sカットから切り返し、ブラインドカットでシュートを打ち、1セット終了です。
○ 連続で行う
 10種類のカットを連続で行います。
 各カットの際には、カットの種類を声に出して行うようにします。動きの確認と声を出す習慣を身につけます。
 ダミーディフェンスをつけ練習しますが、ディフェンスは各カットの意味を理解し、オフェンスに練習させるように動きます。
 オフェンスは、ボール、ディエンスを視野に入れ動きます。各カットで動きの方向を変える際には、鋭く、メリハリをつけて動きディフェンスを振り切ることを意識します。

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