○ エイトを用いたファーストブレイク(例)

 ボールマンが、オープン、縦、中と同時3箇所にパスできるように周囲の選手は、動き出します。
 3箇所へパスができない場合は、横に繋ぎ、ボールサイドカット(パスアンドラン)です。
 オフェンスのポジション(ガード、フォワード、センターや1番から5番等)は関係ありません。
 切り替わった時点で、コート上のどこにいるか、ディフェンスがどこにいるかで動きが違ってきます。
 下図で1番の選手がポイントガードとしてボール運びをするためにパスを繋ぎに上がってくることはしません。
 攻める側のリングに最も近い者は、戻るディフェンスより先に走りノーマークになることが目的です。ディフェンスが先に戻っていればフラッシュで繋ぐことも考えます。

 下記は、基本パターンです。各選手の動きをなぞっていくと8の字を描くように動いているのが分かると思います。
 リバウンドからのアウトレットパスは、図の2番にパスしません。ボールラインを極力下げないようにしたいからです。よって、2番は、ディフェンスの裏をとろうとして、上にいる3番がアウトレットパスを受けにきます。逆サイドからは、インフロント(ボールサイドカット)します。オフボールサイド(ヘルプサイド)で最も上にいる1番は、オープンへ走ります。

 縦から縦、オープンから中、オープンから逆サイド、縦からオープン等、更にスクリーンも入れていけば無限のオプションがあります。パスが繋がらない場合の強いドリブル1対1も準備しておく必要があります。
 コート上の選手は、常に周囲を観て、ディフェンスの状況、味方の状況を把握しながら動くことが必要になります。
 動きの形だけで、攻めることはできません。常にディフェンスの裏、反応したら次に動くことが必要です。

 

 

 

 

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