ミートアウト
ミートアウトとはゴールから遠ざかりながらボールをもらうことをいいます。ボールに向かって近づきながらボールをもらうのをボールミート(練習中は、単にミートと叫んでいます)。ゴールに近づきながらもらうことをゴールミートといいます。私が練習するミートアウトの種類は、Vカット、Lカット、ロール、Cカット、フレアーの5種類です。最後にミートアウトしたときにディナイされたことを想定して、リバースカット(切り替えし)を行っています。Lカットのときディフェンスを足と体を使って押し込んでからミートアウトするのをロッキングと呼ぶこともありますが今はLカット=ロッキングとして練習しています。ロールは動くコースはLカットと同じです。Tの位置でロックしようとしたときにディフェンスがボディーチェックするようにかぶってきたとき、ディフェンス側の足を軸足にしてフロントターンします。するとディフェンスと対面するようになります。その後すぐに踏み込んだ側の足を軸足にしてミドルライン方向へリバースターンします。背中とお尻でディフェンスを押さえ込むことができるのでその後ミートアウトします。相手と接触したときに体を回転させると簡単にすり抜けることができます。この動きを応用してオフェンスリバウンドを取りに行くときボックスアウトされて動けなくなったら体を回転させるとあっさりと抜けていくことができます。ある程度動きを覚えたらディフェンスをつけて1対1を行いますが、最初は大体Vカットでなく直線てきなIカットの動きの連続でディフェンスを振り切れないでボールをもらうことができないことが多いです。ディフェンスと力勝負するのであればLカットを使います。ファールにならないようにしなければいけませんがTの位置でしっかりディフェンスをロックしてからミートアウトします。ゲーム中に最も多く使うように指導しています。ディフェンスと駆け引きしてボールをもらうのであれば、違う動きを組み合わせて動くことを指導しています。Vカットしてもらえなければフレアー、それでもだめならCカットといったように動きます。Vカットの繰り返しになるとディフェンスは動きに慣れてしまうので振り切ることができません。また、Vカットするにしてもゆっくりゴール側に動いて突然ミートアウトする等変化をつけると簡単に振り切ることができます。しかし、ゲーム中だと駆け引きをしている時間がもったいないのでLカットでミートアウトして、ディナイされたらリバースカットしてボールマンにスペースを空けるか、ボールマンの判断でシャローカットするようにしています。ゲームでLカットしか使わないのならそれだけ練習すればいいのでしょうが、将来のことを考慮して一通りのことができるように指導しています。