アウトナンバー

アウトナンバーとは、オフェンスの人数がディフェンスの人数を上回っている状態をいいます。
ファーストプレイクは一般的にアウトナンバーの状況(1対0、2対1、3対1、3対2等)を作り出すために各チームが工夫していろんな戦術を練習します。

先日、現チームの試合中にこんなことがありました。図1のような状況で1がボールを持って前を見たときにディフェンスがいるという判断で2にボールを返しました。そこで2の選手は“後ろにパスせんといてよー”と叫んでいました。2のイメージ では1が実線矢印のように1対1で突破することを思っていたのでしょう。最近の練習でもブレイクで1対1になったらシュートまで行くよう練習をつんでいました。

アウトナンバーの考え方の基準として、ボールマンから下のオフェンス・ディフェンスの人数を数えるものがあります。図1では1対2でオーバーナンバーになりオフェンスは不利な状態です。しかし、2にボールを返すことでボールマンから下は3対2のアウトナンバーになり プレーの選択肢が多くなることでオフェンス有利になります。シュートを打って落としてもセカンドチャンスが期待できます。

図1のまま攻めてしまうのが素人チーム。図2の状態を作るのが良くバスケを知っているチームといったところでしょうか。図上では簡単に説明できますがいざ指導となると大変です。状況も常に変化します。このことは、出町の選手たちにはぜひ頭に入れておいてほしいことのひとつです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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