スクリーン1

 10月22日(日)に新チームになって初めてスクリーンの練習をしました。スクリーンにはボールの無いところで行うものとボールの有るところで行うものがありますがこの日の練習ではボールが無いところでのスクリーンで時間の関係上、ダウンスクリーン(フロントスクリーン)だけを練習しました。その他バックスクリーン(アップスクリーン、バックピック)、サイドスクリーン(ラテラルスクリーン)等があります。ここではダウンスクリーンプレイで使う用語と動き方を解説します。例によって用語は私の練習で使っているもなので正確でないことをご了承ください。
 通常はボールをパスしたらボールサイドカットしますが、ディフェンスがジャンプツーザボールしてきたりポストマンがいて走るコースが無いときに味方のマークマンにスクリーンをセットします。
 スクリーンをセットする者がスクリーナー、それを使って動く者がユーザーといいます。
 スクリナーがスクリーンをセットするときはこぶしを上に上げ、ユーザーの名前を呼んでスクリーンをセットします。ユーザーにスクリーンをすることを合図して教えることによりユーザーがスクリーンを使う準備をします。スクリナーはボールに背中が見えるようにスクリーンをセットします。角度が悪いと簡単にファイトオーバーザトップされてしまいます。スクリナーがスクリーンをセットしようとしたら自分のマークマンの動きに注意しながらマークマンの後方約1メートルに近づいていきます。(後方に行くことによりマークマンのスクリーンに対応する姿を捉えやすくなります。)そして、スクリナーの肩と自分の肩をすり合わせるようにしながら上に上がっていきボールを要求します。これをブラッシング(ショルダーショルダー)といいます。ここでユーザーのディフェンスがスクリーンに対していろんなはずし方をしてくるはずです。ユーザーはそれを見て対応していきます。

○ユーザーディフェンスがスイッチしてきた場合
 スイッチに対してユーザーはレギュラーカットです。スクリナーはユーザーがブラッシングした後リバースターン(スクリーンロール)してディフェンスをシールしボールを要求します。

○ユーザーのディフェンスがスライドしてきた場合
 スライドとはユーザーのディフェンスがスクリナーとスクリナーのディフェンスとの間を通り抜けていくものです。このときユーザーはフレアーカットです。スクリナーはリバースターン(スクリーンロール)した後スペースにポップアウトします。

○ユーザーのディフェンスがファイトオーバーザトップしてきた場合
 ファイトオーバーザトップとはユーザーのディフェンスがスクリナーとユーザーのブラッシングの間に割り込んでいくものです。このときユーザーはカールカットです。スクリナーはリバースターン(スクリーンロール)した後ポップアウトです。

○スクリナーのディフェンスが先を読んでついてこなかった場合
 スクリナーのディフェンスが上に残っていて、ユーザーを待ち構えているようなときにはスクリナーがスクリーンをセットするふりをしてゴール側にカットします。スクリーンアウエイ(スリップ)といいます。

○ユーザーのディフェンスが先回りした場合
 スクリーンをセットしたときにユーザーのディフェンスが先回りしたときはユーザーはブラッシングしないでリバースカットです。

図で説明しないと解りにくいので次回は図を作って説明します。
私はモーションオフェンスで解説したようにスクリーンをメインにして攻めようとは思っていません。ディフェンスをスクリーンに集中させてペネトレートに対するヘルプをさせないことが主な目的になります。また、練習してうまく使えるようになるのに多くの時間を必要とするためです。しかし、上手になればディフェンスとのずれが作れるので選手の上達状況を見ながら練習期間を見定めていくつもりです。

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