トリプルスレットポジション
トリプルスレットとは三つの脅威という意味です。ボールを持ったときにシュート、パス、ドリブルができる体勢で構えることをいます。部に入ってきたばかりの選手は、いきなりやらせるとボールの位置がまちまちで頭上に上げる者、胸にボールをくっつけて窮屈そうにしている者、どうすればいいかもわからずに固まっている者等様々です。まず、ボールの位置を決める時に立った状態から目の前にコップがあるものとしてコップを取る動作をします。そのとき自然に手を出した位置が一番リラックスした位置であるとして、その出した手の位置をキープしてボールを持たせます。足は肩幅に開いて利き手側の足を半歩前に出して膝を曲げます。そのとき、体を横から見て、頭、膝、つま先が直線になるようにします。最初は膝が前に出る者がほとんどですが、膝の障害を起こすのでしつこく矯正します。かかとを上げて重心は母子球にかけます。視線は、リング(キャッチザフェイス)です。ボールがディフェンスに近いですが手がリラックスしているので取りにきたら素早くボール移動でかわすことができるはずです。ボールの持ち方は、すべてのシュートをワンハンドで打つのならワンハンドシュートの持ち方で持てばいいのですが、私の指導している選手は3ポイントシュートはボースハンドで打つのでボースハンドシュートのできる持ち方で持っています。このトリプルスレットの体勢からディフェンスとの駆け引きが始まります。