日時:平成21年8月23日(日)10:30~13:30
場所:金沢スカイホテル10階(懇親会は16階レストラン)
会費:2,000円(講演聴講のみは無料)
講師:(株)石森木工代表取締役 石森良洋 氏(2期 S46卒)
演題:「業界の変化と小社の実践対応」
参加者数:講演14名、懇親会12名
-講師プロフィール-
昭和46年 大学卒業後、京都朝日木材工業に入社、営業部積算課にて工数管理、工程品質管理、
また経理などを経験。
昭和48年11月石森木工に入所、昭和63年10月株式会社に改組、同社専務取締役に就任、
平成7年5月(株)石森木工 代表取締就任、現在に至る。
本職の傍ら石川県木材工業技術協会長や石川県建具協会理事長なども務め、多忙な日々を過ごす。
-木と向き合ってきた人生を振り返って-
平成21年8月23日(日)、第16回異業種交流会を金沢スカイホテルで開催しました。
今回は、(株)石森木工代表取締役 石森良洋 氏(2期 S46卒)
が「業界の変化と小社の実践対応」と題した講演を行いました。
講師の石森さんは、今回のゲストであり大学時代の恩師でもある丹野平三郎先生を前に、やや話し辛そうに
学生時代の思い出を交えながら自己紹介をされました。
石森さんは、木と向き合ってきたこれまでの経歴を、その時々に感じた事、体験した事を交えながら説明しました。
たとえば、石森木工へ入所してから、湿度と木のそり具合の関係を研究した時の苦労話や、
奇抜なアイディアで制作した製品の性能があまりにも良くその後お金にならなかったなどの裏話も披露され、
参加者からの笑いを誘う場面もありました。
また、仕事に対する心構えについて、
「職人さんには『職商人』であれと常に教えている。
つまり職人は技術も大切だが、商売人として独り立ちできる素質を身につける事も大切ではないか。」
と持論を述べられ、参加者からも『職商人』という考え方に共感する意見もありました。
最後に、「木で作れるものなら何でもお手伝いさせていただきます。」と締めくくられたと同時に、
今回の異業種交流会が自分の経歴を振り返るよい機会になったことに大変満足された様子が伺えました。
懇親会では自己紹介から始まり、講師を囲んで活発な意見交換が行われ終始和やかな雰囲気
の中、参加者は大変有意義な一日を過ごせました。