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第17回異業種交流会
講演「創る力と伝える技術」

日時:平成22年1月24日(日)10:30〜14:00
場所:金沢スカイホテル10階(懇親会は16階レストラン)
会費:2,000円(講演聴講のみは無料)
講師:村井繁夫氏(25期 石井研H6卒、能登印刷(株)勤務)
演題:「創る力と伝える技術」
参加者数:講演会14名、懇親会12名

−講師プロフィール−

平成8年4月能登印刷(株)(本社:金沢市武蔵町)に入社、
編集・レイアウトから製本・印刷までの部門を一通り経験。
その間にオンデマンド印刷システムの導入や、同社松任工場のISO14001、ISO9001認証取得にも 貢献。
現在は、営業支援業務に携わっており、若手社員の育成にも力を入れている。



−新ビジネスモデルの展開と出版社として創りあげる・伝えることの大切さを強調−

 平成22年1月24日(日)、第17回異業種交流会を金沢スカイホテルで開催しました。 今回は、能登印刷(株)(以下、能登印刷)に勤務する 村井繁夫さん(25期 H6卒)が「創る力と伝える技術」と題した講演を行いました。

 講師の村井さんは、創業から約100年近い歴史のある能登印刷に勤務されています。 村井さんは、同社の沿革を説明しながら、オンデマンド印刷システムの導入や、各種ISO認証取得の取り組み について、自身が携わってきた業務や活動などを紹介しました。

 近年の業界については、「飛行機内の新聞提供サービスが廃止されたり、新聞の折込広告の減少や雑誌などの 休刊も増え、印刷業界にとって大変厳しい時代になってきた。」と、印刷市場が縮小傾向にあるということでした。

 こうした背景の中、同社の取り組みについては、「印刷だけに留まらず、出版までを行う印刷会社として、 企業案内、広報誌、記念誌などへ強みを活かしてきた。また、高詳細な色調再現が可能なハイファイン印刷や 定期出版物を支える自動組版、小ロットにも対応するオンデマンド印刷など、 設備投資を行いながら印刷技術の高度化にも力を入れている。」と、持参した実際の出版物を参加者へ閲覧してもらいながら 力説しました。 参加者の手元へハイファイン印刷された出版物が回ってくると、「本当にきれいな印刷だ。」と思わず声を漏らす参加者もみえた ほどでした。村井さんが持参した出版物は、自社やグループ企業が手掛けたもので、「鳩山首相が購入した書籍もありますよ。」 と、しっかり宣伝することも忘れない様子に参加者から笑いを誘う場面も見られました。

 最後に、「実用書だけでなく、時事ノンフィクションや文芸、カルチャーなど幅広い分野で出版を強化していく。 また、観光や子育て支援などの情報誌の媒体発行(CDやDVD)などにも力を入れ、新分野を開拓していきたい。」と今後の新分野への 取り組みについて説明があり、「出版社として、顧客の持つイメージを忠実に伝えていくまさに《伝える技術》がこれから問われていく。」 と締めくくりました。

 懇親会では、村井さんを囲んで意見交換が行われ、ネット時代の今後の情報配信のあり方などにも話題が及び、 議論は尽きることなく終始和やかな雰囲気の中、参加者は大変有意義な一日を過ごしました。

関連リンク:能登印刷(株)














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