=Dias en Chile=
……0728@Nogales→Santiago……
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いよいよ日本に帰る日だというのに、まだノガレスに居る。目覚めて散歩にでもと思ったけど、しばらくうだうだ。松岡さんはボスに催促された?書類を作成していた。書類ができ上がって、いざ市役所へ。市長さんは接客中で、松岡さんはボスに例の書類を出しにいった。しばらくぼーっとしている。こんな時ホントに言葉ができたらなぁーと思う。いろいろ話したり、聞いてみたいことがあっても、自分ひとりでは何もできないことが妙に情けなかった。松岡さんがごっちゃんを迎えにいっている間に市長室に招かれる。市長さんには、前日の夕方にも一度お会いしていて、フレンドリーで実直な印象だったのだが、、、"Donde
esta Ken?"うまく答えられない。。。なんとかスペイン語らしきもので伝えてみる。しばらくして、ごっちゃんを連れてKen登場!ノガレスに何をする訳でもなくただ来たというだけの私にも、ここの人達のあたたかさは深く深く胸に刻まれた。ノガレスの皆様ありがとうございました。。。
時間があるのか、ないのか…。サンティアゴに行かなくちゃ。 サンティアゴ行きのバスでいつの間にか眠り込んでしまう。ふと起こされて窓の外を見ると、屋根に緩いカーブを描く工場が右手奥にあった。昨日、雑誌で見ていたものである。こんなふうにとてつもなくcoolな建物があったり、コテコテのバラック小屋が並んでいたり、これが今のチリなんだなぁと思う。バスターミナル近くの大きなスーパーで、松岡さんにお土産ワインを見立ててもらった。MOLINA、タラパカ、マルケス。最後にそのまた近所のお店で念願のエンパナーダを食す!
その日、サンティアゴから飛び立つ最後の飛行機に乗った。同じ時刻に発つマイアミ行きもあって、その飛行機に続いて離陸した。地面から飛び立った時、どうしてなんだろう…涙がにじんできた。眼下に拡がるサンティアゴの街。涙が一筋の滴となった。ポル・ケ?涙がとまりませんでした。チリで暮らす一青年の部屋の光景、そして、この1週間の出来事が走馬灯のようにあふれ出てきて、悲しいのでも嬉しいのでもない、あったかい涙がとめどなく涌いてきたのでした。 1つの旅が終わりつつある。あるいはもう終わっていたのかも。 ・〜・〜・〜・〜・ ・〜・〜・〜・〜・ 何を伝え、どうやって人と関わっていきたいのか…。 私の旅はまだまだ続くのだろう。 ∴∵∴BACK to Data+Diary Chile∴∵∴ |
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