能登半島国定公園
雨晴海岸
万葉の歌人、大伴家持は、この雨晴の風景をこよなく愛し、多くの歌を詠みました。雨晴海岸は、岩礁、白い砂浜、青松がつづく景勝地です。ことに、浜から眺める岩礁、そして富山湾越しに見る、3000メートル級の立山連峰の雄大な眺めは、四季それぞれに変化し、息を呑む美しさです。
 雨晴海岸から氷見市の松田枝までの長浜は、「白砂青松百選」(S62.(社)日本の松の緑を守る会)、「日本の渚百選」(H8.日本の渚中央委員会)「日本の水浴場88選」(H13.環境省)に選ばれています。有磯海(女岩)は、名勝「おくのほそ道の風景地」として文化財指定を受けています。(H26.文化審議会(文部科学省))
富山湾「世界で最も美しい湾クラブ」加盟(H26.ユネスコ後援NGO団体)
見学自由・無料
駐車場あり
義経岩  文治年間(1187年)に、源義経と弁慶が、山伏姿に身をかわし奥州へ落ち延びる途中、にわか雨の晴れるのを待ったという岩。地名「雨晴」の由来ともなっています。
 伝説では、弁慶が持上げたと言われるこの岩石は、上代の古墳の石槨であろうという説もある。昔、辺りが海となっていなかったころの貴人を埋葬した古墳だが、波が上の部分をさらってしまい、石槨だけが残ったものと言われている。
見学自由・無料
駐車場あり
横山大観「雨晴義経岩」1903年 高岡市美術館所蔵
武田家住宅
(重要文化財)
 武田信玄の弟、信綱の流れをくむと伝えられる家柄で、肝煎(庄屋)を努めていたようです。
 安永3年(1774)から寛政7年(1795)にかけて、伏木の勝興寺が再建された際の余材を用いてこの住宅を建てたと言われています。独自の屋根の形状、釘を使用しない天井の梁組に特徴のある住宅は、昭和46年国の重要文化財に指定されました。
 所蔵されている、文政4年(1821)に農民たちに対して、取り決められた厳しい「御条数書」は、当時の農民たちの生活を知る上で興味付けられます。
大人210円
小人100円
団体割引有
駐車場あり
桜谷古墳
(国指定史跡)
 雨晴海岸に近い桜谷の丘に国の史跡に指定されている、桜谷古墳があります。
 桜谷古墳は4世紀から5世紀にかけて築かれたものと言われ、2基の前方後円墳と14基以上の円墳からなっていましたが、現在は、2基の古墳が史跡公園の中で保存されているのみです。
 桜谷1号は、柄鏡式の前方後円墳で、全長62m前方部の幅30m、高さ5.4m、後円部の径35m、高さ6mという規模である。地方としては、稀に見る雄大さであり、大和政権下の一行政区となった、当時の地方官またはそのゆかりの者の墓だろうと考えられている。2号は帆立貝式古墳です。
見学自由・無料
駐車場あり
摩頂山国泰寺  うっそうとした老樹と静寂に包まれ、臨済宗国泰寺派の総本山国泰寺があります。
 正安元年(1299)紀伊由良の興国寺の法燈国師(ほっとうこくし)の高弟である清泉禅師(せいせいぜんし)慈雲妙意(じうんみょうい)が、この地で草庵生活を営み、雲水生活に移ったのが始まりです。諸国の雲水が、妙意のもとに集まり、創設以来、名僧や高僧が輩出し、600年間の多難な歴史の中で脈々と臨済宗派の法燈を燈し続けてきました。 現在でも、県内はもとより全国から、仏の道を求め、参禅、修行の雲水、有志者が集まってきます。開山忌には、多くの虚無僧の尺八と読経の大合奏が山々にこだまします。
 また、園庭「月泉庭・龍渕池」も禅の雰囲気たっぷりで見ごたえがあります。
見学自由・無料
駐車場あり
近郊観光地情報 伏木地区  万葉歴史館北前船資料館
高岡市中心部 瑞龍寺金屋町
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