2024. 4. 7 <阪神> 桜花賞
                  3歳/国際・指/牝馬/定量/芝1600M


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◆【JANKY-レース直前予想】
-前日予想(4/7)-

予想スタンス> 
2007年と同様に単勝と複勝での1点絞込み勝負です。

今年は昨年以上に生産牧場・単勝人気にも十分に注意を払いたいと思います。
回収率ももちろんですが的中率も考慮に入れた予想をしていきたいと思います。

予想のポイントとしては、下記の比率で予想していきたいと思います。

大項目 (重視比率) 中項目 小項目
騎手 (40%) 騎手成績 実績重視
騎手のコースとの相性 取捨選択要素
馬  (40%) 血統 爆発力
馬の能力 客観的に実力判断
馬のコース適性 得意コース
調教 (20%) 中間の調教具合 血統を補うなら調教


<2022〜2023年G1 優勝馬の騎手名&種牡馬名> 
2022〜2023年のG1での優勝馬の騎手および種牡馬は、下表の通り偏っていました

今年は単勝の的中率を上げたいと思ってるので、2023年複数回の優勝実績の騎手
については、今年評価を上げて予想したいと思います。

2022年 G1優勝 騎手名 種牡馬
関東騎手(7) ・石川裕紀人(1)
・田辺裕信(1)
・丸田恭介(1)
・横山和生(2)
・吉田隼人(2)

・アメリカンフェロー(1)
・エイシンフラッシュ(1)
・キズナ(1)
・キタサンブラック(2)
・キトゥンズジョイ(1)
・キングカメハメハ(2)
・クロフネ(1)
・ゴールドアリュール(1)
・ダイワメジャー(1)
・ディープインパクト(2)
・ドゥラメンテ(6)
・ドレフォン(1)
・ハーツクライ(1)
・モーリス(1)
・ルーラーシップ(1)
・ロードカナロア(1)
関西騎手(10) ・池添謙一(1)
・荻野極(1)
・川田将雅(3)
・坂井瑠星(2)
・武豊(1)
・福永祐一(2)
外人騎手(7) ・クリストフ・ルメール(3)
・クリスチャン・デムーロ(1)
・ダミアン・レーン(1)
・バウルジャン・ムルザバエフ(1)
・ライアン・ムーア(1)
地方騎手(0)

                               ( )内数字は優勝回数

<2023年G1 優勝馬の騎手名&種牡馬名> 

2023年 G1優勝 騎手名 種牡馬
関東騎手(5) ・内田博幸(1)
・北村宏司(1)

・戸崎圭太(2)

・横山武史(1)
・キズナ(2)a
・キタサンブラック(4)
・クロフネ(1)
・サトノクラウン(1)
・スワーヴリチャード(1)
・ダイワメジャー(1)
・ディープインパクト(1)
・ドゥラメンテ(5)
・ハーツクライ(1)
・ハービンジャー(1)
・パレスマリス(1)
・モーリス(1)
・レモンドロップキッド(2)
・ロードカナロア(2)
関西騎手(11) ・川田将雅(5)
・坂井瑠星(2)
・武豊(2)
・団野大成(1)
・藤岡康太(1)
外人騎手(8) ・クリストフ・ルメール(7)
・ダミアン・レーン(1)
地方騎手(0)

                               ( )内数字は優勝回数

<2024年G1 優勝馬の騎手名&種牡馬名>

2024年 G1優勝 騎手名 種牡馬
関東騎手(1) ・横山和生(1) ・キングカメハメハ(1)
・ダークエンジェル(1)
・ロードカナロア(1)
関西騎手(2) ・坂井瑠星(1)
・藤岡佑介(1)
外人騎手(0)
地方騎手(0)

                               ( )内数字は優勝回数

今回のレース予想>
今年は桜が五分咲きのこれからもっと満開になっていくような状態で、阪神競馬場で
ぜひ競馬観戦したくなるような晴天にも恵まれそうな桜花賞。
JANKY予想はいかに。

昨年2023年のシーズンは10勝14敗と健闘もそのうち単勝は5勝と低迷したので、
予想スタイルの枠を自分にはめて、穴予想にぶれないようにしたいと思います。

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[予想スタイル2024]
A.単勝人気で4番人気(オッズ変動で5番人気も考慮)までを重視
○B.前年度G1実績騎手 チェック(特に外国人ジョッキーに注目)
○C.前年度G1実績種牡馬 チェック
○D.(芝)東京、京都、阪神コース 前3走 上がり34秒台以上連続実績 チェック
○E.社台スタリオンステーション繋養種牡馬 チェック
○F.次の生産牧場 チェック
 「社台グループ(@社台ファーム(社台)、Aノーザンファーム(NF)、
 B白老ファーム(白老)、C追分ファーム(追分))と、外国牧場(外国)」
○G.馬体の張り・艶感 チェック
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(ただし、長距離G1−菊花賞および天皇賞(春)等は個人的な血統観を重視します。)



今回の上位人気(単勝オッズ4番人気(or5番人気)まで)馬は次の通り

人気重視選択馬(生産) 騎手名 種牡馬
アスコリピチェーノ NF 北村宏司 ダイワメジャー
ステレンボッシュ 社台 ジョアン・モレイラ エピファネイア
コラソンビート NF 横山武史 スワーヴリチャード
クイーンズウォーク NF 川田将雅 キズナ
チェルヴィニア NF バウルジャン・ムルザバエフ ハービンジャー

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桜花賞の過去10年の枠番別成績を以下に示します。
1枠 [0 1 3]  5枠 [2 1 3]
2枠 [2 0 2]  6枠 [0 2 0]
3枠 [1 2 0]  7枠 [2 0 2]
4枠 [2 1 0]  8枠 [1 3 0]
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●状態の良さから重視<馬体の張り・・・アスコリピチェーノ>、<艶感・・・アスコリピチェーノ>

今年も2009年以来同様に(下記に詳述)
<JANKYの春クラシックの戦略:〜日本ダービーへの想いから桜花賞を考察する〜>
の戦略に基づいて春クラシックを戦おうと思っています。

[予想スタイル2024]
○D.(芝)東京、京都、阪神コース 前3走 上がり34秒台以上連続実績 チェック

評価を区分すると次のとおり。
 (A)(◎)前2走上がり34秒台以上連続実績あり
 (B)(×)前2走上がり34秒台以上連続実績なし

上位人気(単勝オッズ4番人気(or5番人気)まで)馬はどれも来そうな馬ばかりですが、
桜花賞の過去データ(10年分)をチェックしてみます。
@前2走のいずれかに2番人気実績あり
 (桜花賞優勝馬 10頭中10頭該当)
 (桜花賞連対馬 20頭中18頭該当)
  (残り2頭は2022年2着ウォーターナビレラ、2023年2着コナコースト)
 (3着以内馬30頭中27頭該当)
  (残り1頭は2020年3着スマイルカナ
評価を区分すると次のとおり。
 (C)(◎)前2走に2番人気実績あり
 (D)(×)前2走に2番人気実績なし

A阪神コース改修後はパワーも必要。
 阪神コース改修後の桜花賞連対馬は20頭中18頭が前走430kg以上であり馬格が必要。
 (ちなみに、桜花賞3着以内馬も30頭中28頭が前走430kg以上であり馬格が必要。)
  (残り2頭は2014年2着レッドリヴェール、2020年3着スマイルカナ)
 
ただし、過去10年の優勝馬は、全て馬体重が460〜499kgだった。

B芝2勝以上馬が好走。
 (桜花賞勝ち馬 10頭中7頭該当)
  (残り3頭は2015年1着馬レッツゴードンキ、2016年1着馬ジュエラー、
   2022年1着馬スターズオンアース)
 (桜花賞連対馬 20頭中15頭該当)
  (残り2頭は2019年2着シゲルピンクダイヤ、2023年2着コナコースト)
 (3着以内馬30頭中26頭該当)
  (残り1頭は2023年3着ペリフォーニア)

C芝で連対率50%以上馬が好走。
 (桜花賞勝ち馬 10頭中10頭該当)
 (桜花賞連対馬 20頭中20頭該当)
 (3着以内馬30頭中30頭該当)

DG1での武器を持つ馬を高評価したい。
 上がり34秒台よりさらに早い「33秒台」の脚を使っている馬を高く評価したい。

E阪神芝経験馬が好走。
 (桜花賞勝ち馬 10頭中7頭該当)
  (該当しなかったのは2018年1着馬アーモンドアイ、2020年1着馬デアリングタクト、
   2022年1着馬スターズオンアース)
 (桜花賞連対馬 20頭中17頭該当)
 (3着以内馬30頭中26頭該当)
  (例外は次の1頭 2021年3着ファインルージュ)

Fキャリア3〜6戦馬が好走。
 2008年エフティマイヤがキャリア8戦で挑み2着だったが、過去10年の3着以内馬では
 キャリア3〜6戦が好走。

G過去9年で前走チューリップ賞で2番人気以内だった馬は17頭出走し、11頭が馬券圏内と好走。
 (例外は次の6頭 2019年4着ダノンファンタジー、9着シェーングランツ、
  2020年4着クラヴァシュドール、2021年18着メイケイエール、
  2022年4着サークルオブライフ、2022年10着ナミュール)

Hすでに直仔はいないものの
キングカメハメハの血に好走馬が多い。
 ロードカナロア産駒
 (過去2年の阪神芝1600種牡馬成績 [9 13 7 76] (勝率8.6%、連対率21.0%))

 エピファネイア産駒
 (過去2年の阪神芝1600種牡馬成績 [7 5 8 76] (勝率7.3%、連対率12.5%))
 キズナ産駒
 (過去2年の阪神芝1600種牡馬成績 [5 6 2 53] (勝率7.6%、連対率16.7%))
 ダイワメジャー産駒
 (過去2年の阪神芝1600種牡馬成績 [4 3 3 18] (勝率14.3%、連対率25.0%))

JANKYの評価は次の通りです。
 (ア) (A)(◎) × (C)(◎)・・・桜花賞馬
 (イ) (B)(×) × (C)(◎)・・・桜花賞馬候補がいる。
 (ウ) (A)(◎) × (D)(×)・・・馬券圏内も桜花賞馬はいない。
 (エ) (B)(×) × (D)(×)・・・桜花賞馬はいない。
桜花賞の狙い目はもちろんターゲットエリア(ア)である。

項目  C(◎) D(×)
前2走に2番人気実績あり 前2走に2番人気実績なし
赤文字:
(前走馬体重430kg未満馬)
赤文字:
(前走馬体重430kg未満馬)

(◎)   
前2走上がり
34秒台以上連続実績あり   
(父か母父キングマンボ系)
・ステレンボッシュ
・スウィープフィート
・クイーンズウォーク
・アスコリピチェーノ

(前走馬体重460kg未満馬)
・コラソンビート
(阪神芝未経験馬)
・イフェイオン
・チェルヴィニア
・マスクオールウィン
・ライトバック(死に目)
(芝1勝馬)
・ショウナンマウエラ
・セシリエプラージュ(芝連対率50%未満馬)

(×) 
前2走上がり
34秒台以上連続実績なし 
・キャットファイト
・ワイドラトゥール
(阪神芝未経験馬)
(芝1
勝馬)
・テウメッサ

・エトヴプレ(死に目)
(芝1勝馬)
・セキトバイース
・ハワイアンティアレ(芝連対率50%未満馬)

・シカゴスティング(芝連対率50%未満馬)(死に目)

血統×騎手×調教師のクロスボムも今回から登場

項目 C(◎) D(×)
(父) 同レース過去10年
3着以内あり 種牡馬

(マル外含む)
(父) 同レース過去10年
3着以内なし 種牡馬

(マル外含まない)
青文字:
2022年以降
G1勝利あり 騎手騎乗
青文字:
2022年以降
G1勝利あり 騎手騎乗

(◎) 
同レース過去10年3着以内あり 調教師 ・クイーンズウォーク
・ハワイアンティアレ
・エトヴプレ
・チェルヴィニア
・ステレンボッシュ

(×)
同レース過去10年3着以内なし 調教師 ・アスコリピチェーノ
・イフェイオン
・ライトバック
・キャットファイト
・コラソンビート
・シカゴスティング
・ショウナンマウエラ
・スウィープフィート
・セキトバイースト

・セシリエプラージュ
・テウメッサ
・マスクオールウィン
・ワイドラトゥール

<死に目の馬番>
過去10年の桜花賞で1回も3着以内馬を出していない馬番が3つあります。
・ 5番・・・(今回の出走馬では) シカゴスティング
・11番・・・(今回の出走馬では) ライトバック
・15番・・・(今回の出走馬では) エトヴプレ

過去5年の桜花賞での血統的特徴として、父もしくは母父にキングマンボ系を持つ馬が
5戦4勝、昨年はワンツーフィニッシュでした。

そこで、桜花賞は前日単勝オッズでは2番人気(5.1倍)のステレンボッシュで勝負します。

牝系に無敗の三冠馬ディープインパクトがいるのならば走って当然の血統背景。

私の中の自分だけの格言ですが、
「ステイヤー血統(晩成型)なのに、3歳春で早くも能力を開花させている馬は相当強い。」
に当てはまります。

最後の決め手はやはり、ジョアン・モレイラ騎手騎乗であること。上手すぎる。
土曜日の阪神牝馬ステークスは一番人気馬騎乗であったが完璧に阪神マイルをこなした。

父エピファネイア(ジャパンカップ、菊花賞)
 ×母父ルーラーシップ(クイーンエリザベス2世カップ、宝塚記念2着他)
  ×母母父ダンスインザダーク(菊花賞、日本ダービー2着)
   ×母母母父アルザオ(リファール系、エリントン賞(伊G3・芝2400m))

桜花賞はこの馬を応援します。
・ステレンボッシュ
馬券は単勝と複勝で勝負。
ぜひとも、がんばってほしいです(^o^)丿



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(2009年版をリファイン)
<JANKYの春クラシックの戦略:〜日本ダービーへの想いから桜花賞を考察する〜>
   1.はじめに
   2.日本ダービーの”道のり”への想い
   3.日本ダービーの”予想”への想い
   4.日本ダービーへの想いから桜花賞を考察する
   5.JRAプラス10を考察する
   6.おわりに

1.はじめに

桜花賞の時期になると、来週の皐月賞の出走予定馬も競馬雑誌等に掲載されるために、
今年の春クラシック(桜花賞・オークス・皐月賞、日本ダービー)を具体的に展望できる。
春クラシックで最重要視すべきレースはもちろん「日本ダービー」である。

2.日本ダービーの”道のり”への想い
先のこととはいえ、日本ダービー出走馬で上位人気となる馬は、毎年「皐月賞出走馬」の
上位馬たちが、日本ダービー馬として有力視される。
しかし日本ダービーの結果は、いつもそう簡単におさまってはいない。
これは、それぞれの「開催コースの特徴」を要因とするものであると考えられる。(参考:表1)

【表1:開催コースの特徴】
路線 GTレース 競馬場 特徴@ 特徴A 特徴B 展開面
牡馬 皐月賞 中山競馬場 直線が短い 最後の直線に急坂 コースが小回り 先行有利
日本ダービー 東京競馬場 直線が長い 坂はあるが平坦 コースが広い 差し有利
牝馬 桜花賞 阪神競馬場 直線が長い 最後の直線に急坂 コースが広い 差し有利
オークス 東京競馬場 直線が長い 坂はあるが平坦 コースが広い 差し有利

■3.日本ダービーの”予想”への想い
日本ダービーの予想の際に、かなり重要視する点に[予想スタイル2024] ○Dがある。
[予想スタイル2024]
○D.(芝)東京、京都、阪神コース 前3走 上がり34秒台以上連続実績 チェック

これは、
 ・64年ぶりの牝馬ダービー馬 ”2007日本ダービー馬 ウオッカ”
 ・NHKマイルCとの変則2冠馬 ”2008日本ダービー馬 ディープスカイ”
 ・史上7頭目3冠&有馬記念馬 ”2011日本ダービー馬 オルフェーヴル”
 ・武豊騎手を5度目のダービージョッキーにした ”2013日本ダービー馬 キズナ”
 ・JRA所属 ミルコ・デムーロ騎手 2度目の戴冠 ”2015日本ダービー馬 ドゥラメンテ”
 ・鞍上川田将雅騎手がターフ上で男泣き ”2016日本ダービー馬 マカヒキ”
 ・福永騎手が日本ダービー連覇を成し遂げた ”2021日本ダービー馬 シャフリヤール”
が日本ダービーに出走する際に、「前3走」で発揮していた能力である。

つまり、桜花賞から日本ダービーに出走したウオッカは「桜花賞」出走の段階で、また、
NHKマイルCから日本ダービーに出走したディープスカイは「NHKマイルC」出走の段階で、
皐月賞から日本ダービーに出走したオルフェーヴルは「皐月賞」出走の段階で、
京都新聞杯から日本ダービーに出走したキズナは「京都新聞杯」出走の段階で、
皐月賞から日本ダービーに出走したドゥラメンテは「皐月賞」出走の段階で、
皐月賞から日本ダービーに出走したマカヒキは「皐月賞」出走の段階で、
毎日杯から日本ダービーに出走したシャフリヤールは「毎日杯」出走の段階で、
「2走」連続で上がり34秒台の実績を示していたということである。

2009年は不良馬場で逃げ馬のロジユニヴァースが日本ダービー馬になっている。
予想としては度外視していいとは思うが、私の精神的ダメージは秋G1も尾を引いた。
やはり、
「日本ダービー」が的中できなければ競馬予想の最大の喜びは享受できない。

4.日本ダービーへの想いから桜花賞を考察する
今年の桜花賞予想も、2009年以降と同様に日本ダービー予想をすでに体系的に
イメージして桜花賞を予想している。

牝馬の場合、重要度はオークスよりも桜花賞だと思うが、オークス出走馬で上位人気
となる馬は、毎年「桜花賞出走馬」の上位馬たちが、オークス馬として有力視される。

阪神競馬場の改修工事により外回りコースの直線が長くなり芝1600mでは上がり
34秒台以上の力が武器となる。そして、その武器はオークスの行われる東京競馬場で
威力を増す。
天気が良く、馬場状態が良好なら、その武器が連続して威力を発揮するのは間違いない。
「皐月賞と日本ダービー」の予想戦術は、「桜花賞とオークス」に応用できそうである。

阪神競馬場の改修工事以後の2007年以降の過去の春クラシックを見てみても阪神
芝1600mと東京芝2400mは”直結”したといえるのではないか。
だからこそ、ウオッカやトールポピー(批判はあろうが・・・)、ブエナビスタ、アパパネ、さらに
ジェンティルドンナ、アーモンドアイ、デアリングタクトが結果を出したのではないか。

5.JRAプラス10を考察する
「直線が長ければ競馬は面白い」という”くだらない”JRAの考えの結果、阪神競馬場の
芝1600mが従来の”おむすび型”から”緩やかな直線の長いコース”に改修工事された。

馬券を買う立場からすれば、このJRAの”くだらない”考えの結果から的中馬券を導き出し、
JRAの”素晴らしい”考えから払い戻しを増やすことが求められる。
その、JRAの”素晴らしい”考えとは「JRAプラス10」である。
きちんと理解しておけば、「強い意志」を持つことで庶民の敵”JRA”と闘える戦略となる。

JRA−HPより引用
***************************************************************************
「JRAプラス10」
「JRAプラス10」とは、「全てのレース」、「全ての投票法」で、「通常の払戻金が『100円元返し』
となる場合に10円を上乗せして110円で払戻す」ことを言います。
※特定の馬番号・組番号に特に著しく人気が集中した場合には、競馬法の規定により
「100円元返し」となることがあります。
***************************************************************************

6.おわりに
牝馬路線は、桜花賞(阪神JFから連なるが)、オークスと”直線の長いコース”形態の直結度が
増すため、牝馬2冠馬の誕生が今後増えていくものと考えられる。
その時、オークスでの桜花賞馬の人気は間違いなく上がるわけで、その時に穴馬探しをする
よりは、「強い意志」を持つことも必要になる。
「JRAプラス10」は、飛び抜けた牝馬がいる時は桜花賞の段階から重要性が試される。

サンデーサイレンス産駒がクラシックからいなくなった2007年から行く歳月。
ディープインパクト産駒がクラシックからいなくなった2023年から行く歳月。
種牡馬戦線は戦国時代。牝馬が日本ダービーや有馬記念を獲る時代に変わりました。
だからこそ、桜花賞からの日本ダービー的中への戦略を持つ必要があると思っています。
日本ダービーを勝つ馬は、間違いなく東京競馬場で強いインパクトを与える馬です。
展開面で勝つ馬はこれからもいるかも知れませんが、直線が長いコース形態である限り、
大局的にはこれまで述べた考えは変えなくてもよいのではと思います。

昨年2023年の春クラシックは2勝2敗だった。

まだ、今年の日本ダービー馬の予想馬は決まっていませんが、それは追々と。
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◆【JANKY-レース回顧】
今回のレース結果を検証してみる。

人気重視選択馬(生産) 騎手名 結果
アスコリピチェーノ NF 北村宏司 複勝140円
ステレンボッシュ 社台 ジョアン・モレイラ 単勝430円、複勝150円
コラソンビート NF 横山武史 ×
クイーンズウォーク NF 川田将雅 ×
チェルヴィニア NF バウルジャン・ムルザバエフ ×

1着 ステレンボッシュ
(父エピファネイア×母父ルーラーシップ)

2着 アスコリピチェーノ
(父ダイワメジャー×母父デインヒルダンサー)


3着 ライトバック
(父キズナ×母父エクシードエクセル)

私の予想馬は2番人気の
1着でした。


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■ 4 ■ [阪神11R] 第84回 桜花賞(G1)
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2024年4月7日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良
3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢

着 枠 馬番 馬名               性齢 斤 騎手   着差   人気
1[6] 12 ステレンボッシュ  牝3 55 モレイ 1:32.2  2
2[5] 9 アスコリピチェーノ 牝3 55 北村宏 3/4    1
3[6] 11 ライトバック    牝3 55 坂 井 クビ   7
4[4] 7 スウィープフィート 牝3 55  武  1/2    6
5[7] 15 エトヴプレ     牝3 55 鮫島克 クビ   9
6[1] 1 ワイドラトゥール  牝3 55 北村友 クビ   16
7[5] 10 セキトバイースト  牝3 55 藤岡佑 1.1/2   10
8[1] 2 クイーンズウォーク 牝3 55 川 田 クビ   3
9[7] 13 テウメッサ     牝3 55 岩田望 ハナ   15
10[3] 6 ハワイアンティアレ 牝3 55 池 添 クビ   12
11[2] 3 イフェイオン    牝3 55 西村淳 アタマ  8
12[3] 5 シカゴスティング  牝3 55 浜 中 1.1/2   17
13[8] 18 チェルヴィニア   牝3 55 ムルザ 1.1/2   4
14[8] 17 マスクオールウィン 牝3 55 津 村 クビ   13
15[8] 16 セシリエプラージュ 牝3 55 デムー クビ   14
16[4] 8 コラソンビート   牝3 55 横山武 3/4    5
17[7] 14 ショウナンマヌエラ 牝3 55 岩田康 2.1/2   18
18[2] 4 キャットファイト  牝3 55 松 山 1/2    11

払戻金 [単 勝] 12 430円
[複 勝] 12 150円/ 9 140円/ 11 340円
[枠 連] 5−6 560円
[馬 連] 9−12 620円
[ワイド] 9−12 280円 / 11−12 970円 / 9−11 940円
[馬 単] 12−9 1240円
[3連複] 9−11−12 3260円
[3連単] 12−9−11 11470円


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