2024. 4.14 <中山> 皐月賞
                  3歳/国際・指/牡・牝/定量/芝2000M


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◆【JANKY-レース直前予想】
-前日予想(4/14)-

予想スタンス> 
2007年と同様に単勝と複勝での1点絞込み勝負です。

今年は昨年以上に生産牧場・単勝人気にも十分に注意を払いたいと思います。
回収率ももちろんですが的中率も考慮に入れた予想をしていきたいと思います。

予想のポイントとしては、下記の比率で予想していきたいと思います。

大項目 (重視比率) 中項目 小項目
騎手 (40%) 騎手成績 実績重視
騎手のコースとの相性 取捨選択要素
馬  (40%) 血統 爆発力
馬の能力 客観的に実力判断
馬のコース適性 得意コース
調教 (20%) 中間の調教具合 血統を補うなら調教


<2022〜2023年G1 優勝馬の騎手名&種牡馬名> 
2022〜2023年のG1での優勝馬の騎手および種牡馬は、下表の通り偏っていました

今年は単勝の的中率を上げたいと思ってるので、2023年複数回の優勝実績の騎手
については、今年評価を上げて予想したいと思います。

2022年 G1優勝 騎手名 種牡馬
関東騎手(7) ・石川裕紀人(1)
・田辺裕信(1)
・丸田恭介(1)
・横山和生(2)
・吉田隼人(2)

・アメリカンフェロー(1)
・エイシンフラッシュ(1)
・キズナ(1)
・キタサンブラック(2)
・キトゥンズジョイ(1)
・キングカメハメハ(2)
・クロフネ(1)
・ゴールドアリュール(1)
・ダイワメジャー(1)
・ディープインパクト(2)
・ドゥラメンテ(6)
・ドレフォン(1)
・ハーツクライ(1)
・モーリス(1)
・ルーラーシップ(1)
・ロードカナロア(1)
関西騎手(10) ・池添謙一(1)
・荻野極(1)
・川田将雅(3)
・坂井瑠星(2)
・武豊(1)
・福永祐一(2)
外人騎手(7) ・クリストフ・ルメール(3)
・クリスチャン・デムーロ(1)
・ダミアン・レーン(1)
・バウルジャン・ムルザバエフ(1)
・ライアン・ムーア(1)
地方騎手(0)

                               ( )内数字は優勝回数

<2023年G1 優勝馬の騎手名&種牡馬名> 

2023年 G1優勝 騎手名 種牡馬
関東騎手(5) ・内田博幸(1)
・北村宏司(1)

・戸崎圭太(2)

・横山武史(1)
・キズナ(2)a
・キタサンブラック(4)
・クロフネ(1)
・サトノクラウン(1)
・スワーヴリチャード(1)
・ダイワメジャー(1)
・ディープインパクト(1)
・ドゥラメンテ(5)
・ハーツクライ(1)
・ハービンジャー(1)
・パレスマリス(1)
・モーリス(1)
・レモンドロップキッド(2)
・ロードカナロア(2)
関西騎手(11) ・川田将雅(5)
・坂井瑠星(2)
・武豊(2)
・団野大成(1)
・藤岡康太(1)
外人騎手(8) ・クリストフ・ルメール(7)
・ダミアン・レーン(1)
地方騎手(0)

                               ( )内数字は優勝回数

<2024年G1 優勝馬の騎手名&種牡馬名>

2024年 G1優勝 騎手名 種牡馬
関東騎手(1) ・横山和生(1) ・エピファネイア(1)
・キングカメハメハ(1)
・ダークエンジェル(1)
・ロードカナロア(1)
関西騎手(2) ・坂井瑠星(1)
・藤岡佑介(1)
外人騎手(1) ・ジョアン・モレイラ(1)
地方騎手(0)

                               ( )内数字は優勝回数

今回のレース予想>
力の抜けた馬がいないこともあり、どの馬からいくにしても予想が楽しめる皐月賞。
JANKY予想はいかに。

昨年2023年のシーズンは10勝14敗と健闘もそのうち単勝は5勝と低迷したので、
予想スタイルの枠を自分にはめて、穴予想にぶれないようにしたいと思います。

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[予想スタイル2024]
A.単勝人気で4番人気(オッズ変動で5番人気も考慮)までを重視
○B.前年度G1実績騎手 チェック(特に外国人ジョッキーに注目)
○C.前年度G1実績種牡馬 チェック
○D.(芝)東京、京都、阪神コース 前3走 上がり34秒台以上連続実績 チェック
○E.社台スタリオンステーション繋養種牡馬 チェック
○F.次の生産牧場 チェック
 「社台グループ(@社台ファーム(社台)、Aノーザンファーム(NF)、
 B白老ファーム(白老)、C追分ファーム(追分))と、外国牧場(外国)」
○G.馬体の張り・艶感 チェック
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(ただし、長距離G1−菊花賞および天皇賞(春)等は個人的な血統観を重視します。)



今回の上位人気(単勝オッズ4番人気(or5番人気)まで)馬は次の通り

人気重視選択馬(生産) 騎手名 種牡馬
レガレイラ NF 北村宏司 スワーヴリチャード
ジャスティンミラノ NF 戸崎圭太 キズナ
メイショウタバル 浜中俊 ゴールドシップ
シンエンペラー 外国 坂井瑠星 シユーニ
ジャンタルマンタル 社台 川田将雅 パレスマリス

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皐月賞の過去10年の枠番別成績を以下に示します。
1枠 [3 0 0]  5枠 [0 0 2]
2枠 [1 1 2]  6枠 [2 0 2]
3枠 [0 1 0]  7枠 [1 3 0]
4枠 [2 3 2]  8枠 [1 2 2]
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●状態の良さから重視<馬体の張り・・・ジャンタルマンタル>、<艶感・・・ジャンタルマンタル>

今年も2009年以来同様に(下記に詳述)
<JANKYの春クラシックの戦略:〜日本ダービーへの想いから桜花賞を考察する〜>
の戦略に基づいて春クラシックを戦おうと思っています。

[予想スタイル2024]
○D.(芝)東京、京都、阪神コース 前3走 上がり34秒台以上連続実績 チェック

評価を区分すると次のとおり。
 (A)(◎)前2走上がり34秒台以上連続実績あり
 (B)(×)前2走上がり34秒台以上連続実績なし

上位人気(単勝オッズ4番人気(or5番人気)まで)馬はどれも来そうな馬ばかりですが、
皐月賞の過去データ(10年分)をチェックしてみます。
@前走連対馬が好走
 (皐月賞勝ち馬 10頭中10頭該当)
 (皐月賞連対馬 20頭中19頭該当)
  (残り1頭は2018年2着サンリヴァル(前走4着))
 (3着以内馬30頭中27頭該当)
  (残り2頭は2017年3着ダンビュライト(前走3着)、
  2021年3着ステラヴェローチェ(前走5着))
評価を区分すると次のとおり。
 (C)(◎)前走2着以内の馬
 (D)(×)前走3着以下の馬

A連対率75%以上の馬が好走
 (皐月賞勝ち馬 10頭中10頭該当)
 (皐月賞連対馬 20頭中18頭該当)
  (残り2頭は2018年2着サンリヴァル、2023年2着タスティエーラ)
 (3着以内馬30頭中26頭該当)
  (残り3頭は2017年3着ダンビュライト、2020年3着ガロアクリーク)

B前走4番人気以内の馬が好走
 (皐月賞勝ち馬 10頭中9頭該当)
  (残り2頭は2016年1着ディーマジェスティ(前走6番人気))
 (皐月賞連対馬 20頭中18頭該当)
  (残り1頭は2018年2着サンリヴァル(前走5番人気))
 (3着以内馬30頭中25頭該当)
  (残り3頭は2015年3着キタサンブラック(前走5番人気)、
  2017年3着ダンビュライト(前走5番人気)、
  2020年3着ガロアクリーク(前走8番人気))

C2勝以上の馬が好走
 (皐月賞勝ち馬 10頭中10頭該当)
 (皐月賞連対馬 20頭中20頭該当)
 (3着以内馬30頭中29頭該当)
  (残り1頭は2017年3着ダンビュライト)

D前走芝1800m・2000m以外は苦戦
 3着以内30頭中28頭の前走距離は芝1800mか芝2000m。
  (残り2頭は2017年2着ペルシアンナイト(前走芝1600m)、
  2020年2着サリオス(前走芝1600m))

E重賞経験のない馬は苦戦
 重賞経験のない馬は1頭も勝っていない。
 3着まで含めても好走馬はいない。
 (過去さかのぼって2009年2着のトライアンフマーチのみ。)

F早生まれ(1月)および6月生まれの馬から過去10年勝ち馬なし
 ・1月生まれ [0 2 2 着外] 
  (2着 16年マカヒキ(3番人気)、20年2着サリオス(3番人気))
  (3着 16年サトノダイヤモンド(1番人気)、18年ジェネラーレウーノ(8番人気))

 ・6月生まれ [0 0 0 着外]

 (参考:2017年まで勝ち馬はいなかった。)
 ・2月生まれ [2 0 2 着外]
  (1着 18年1着エポカドーロ(7番人気)、22年1着ジオグリフ(5番人気))
  (2着 該当馬なし)
  (3着 20年3着ガロアクリーク(8番人気)、23年3着ファントムシーフ(1番人気))

Gハーツクライ産駒は苦戦
 ハーツクライ産駒はのちのダービー馬を含みながら過去5年[0 1 1 着外]と苦戦。
  2020年2着サリオス、2022年3着ドゥデュース

Hキャリア2戦以下の馬は苦戦
 キャリア2戦以下[1 1 0 着外
 (2022年2着 イクイノックス、2023年1着ソールオリエンス)

I父ノーザンダンサー系は過去20年でも3勝と苦戦
 (2006年メイショウサムソン(父オペラハウス)、2013年ロゴタイプ(父ローエングリン)
  2022年ジオグリフ(父ドレフォン)
)

(参考)
J6着以下の敗戦のある馬は苦戦
 過去6年6着以下の敗戦のある馬は1頭も勝っていない。
 と2017年の予想時には使ってみたが、2017年1着アルアインは6着以下ありだった。

JANKYの評価は次の通りです。
 (ア) (A)(◎) × (C)(◎)・・・皐月賞馬
 (イ) (B)(×) × (C)(◎)・・・皐月賞馬候補がいる。
 (ウ) (A)(◎) × (D)(×)・・・馬券圏内も皐月賞馬はいない。
 (エ) (B)(×) × (D)(×)・・・皐月賞馬はいない。
皐月賞の狙い目はもちろんターゲットエリア(ア)である。

項目  C(◎) D(×)
前走2着以内 前走3着以下
赤文字:
(連対率75%以上馬)
赤文字:
(連対率75%未満馬)

(◎)     
前2走上がり
34秒台以上連続実績あり     
・ジャスティンミラノ
・ビザンチンドリーム(1月生まれ)

・アーバンシック(死に目)
・ジャンタルマンタル(死に目)
・エコロヴァルツ
・コスモキュランダ
・ミスタージーティー
・メイショウタバル
・ウォーターリヒト

(×)     
前2走上がり
34秒台以上連続実績なし     
・シンエンペラー
・アレグロブリランテ(死に目)
・サンライズアース(死に目)
・サンライズジパング
・ダノンデサイル
・ホウオウプロサンゲ
・レガレイラ
・シリウスコルト
・ルカランフィースト

血統×騎手×調教師のクロスボムも今回から登場

項目 C(◎) D(×)
(父) 同レース過去10年
3着以内あり 種牡馬

(マル外含む)
(父) 同レース過去10年
3着以内なし 種牡馬

(マル外含まない)
青文字:
2022年以降
G1勝利あり 騎手騎乗
青文字:
2022年以降
G1勝利あり 騎手騎乗

(◎) 
同レース過去10年3着以内あり 調教師 ・サンライズジパング
・ジャスティンミラノ
・シンエンペラー
・ホウオウプロサンゲ
・ルカランフィースト
・レガレイラ
・ミスタージーティー

(×)
同レース過去10年3着以内なし 調教師 ・ウォーターリヒト
・ダノンデサイル
・ビザンチンドリーム
・アレグロブリランテ
・アーバンシック
・エコロヴァルツ
・コスモキュランダ
・サンライズアース
・ジャンタルマンタル
・シリウスコルト
・メイショウタバル

<死に目の馬番>
過去10年の皐月賞で1回も3着以内馬を出していない馬番が4つあります。
・ 6番・・・(今回の出走馬では) アレグロブリランテ
・ 8番・・・(今回の出走馬では) ジャンタルマンタル
・ 9番・・・(今回の出走馬では) アーバンシック
・15番・・・(今回の出走馬では) サンライズアース

昨秋2023年のG1−マイルチャンピオンシップをナミュールで勝利した藤岡康太騎手が
逝去されました。
昨秋のマイルチャンピオンシップでは当日のライアン・ムーア騎手からの乗り替わりからG1
での素晴らしい騎乗ぶりにこれからの活躍を期待していましたので、落馬事故が原因とは
いえとても残念です。
ご家族様・ご親族様に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈り申し
上げます。
今日は個人的に兄の藤岡佑介騎手の気丈な騎乗も見届けたい。

今回のJANKYの予想馬は、
・ジャスティンミラノ
2番人気(前日単勝オッズ:5.0倍)を予想馬にしました。

牡馬(騙馬含む)のキズナ産駒のJRA平地G1成績は[0 4 2 34]と勝ち星なし。
牡馬の2着4回が全てディープボンドの古馬重賞なので、
2歳と3歳のキズナ産駒に限定すると[0 0 2 24]と連対なしの大不振。

ただし、今年の3歳世代のキズナ産駒は最強世代との呼び声も高く、
・無敗で共同通信杯を制したジャスティンミラノ
・無敗でスプリングSを制したシックスベンス(皐月賞は回避)
・若駒Sを制したサンライズジパング
とひと味もふた味も違う。と皐月賞特別版の競馬新聞に書いてあり注目しています。

1番人気(前日単勝オッズ:3.8倍)のレガレイラはいくつかのJANKY軽視項目に
引っ掛かり消すわけだが、馬体重が460kg未満の馬は[0 0 1 19]というデータに
該当するかもしれないことと、一方で馬体重が480kg以上馬が好走傾向にあるため
前走馬体重454kg、調教後の馬体重467kgのレガレイラをバッサリ行くことにしました。

父キズナ(日本ダービー)
 ×母父エクシードアンドエクセル(デインヒル系、ニューマーケットH(豪G1・芝1200m))
  ×母母父シャリーフダンサー(ノーザンダンサー系、愛ダービー(愛G1・芝2400m))
   ×母母母父ダルシャーン(ミルリーフ系、仏ダービー(仏G1・芝2400m))

皐月賞はこの馬を応援します。
・ジャスティンミラノ
馬券は単勝と複勝で勝負。
ぜひとも、がんばってほしいです(^o^)丿



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(2009年版をリファイン)
<JANKYの春クラシックの戦略:〜日本ダービーへの想いから桜花賞を考察する〜>
   1.はじめに
   2.日本ダービーの”道のり”への想い
   3.日本ダービーの”予想”への想い
   4.日本ダービーへの想いから桜花賞を考察する
   5.JRAプラス10を考察する
   6.おわりに

1.はじめに

桜花賞の時期になると、来週の皐月賞の出走予定馬も競馬雑誌等に掲載されるために、
今年の春クラシック(桜花賞・オークス・皐月賞、日本ダービー)を具体的に展望できる。
春クラシックで最重要視すべきレースはもちろん「日本ダービー」である。

2.日本ダービーの”道のり”への想い
先のこととはいえ、日本ダービー出走馬で上位人気となる馬は、毎年「皐月賞出走馬」の
上位馬たちが、日本ダービー馬として有力視される。
しかし日本ダービーの結果は、いつもそう簡単におさまってはいない。
これは、それぞれの「開催コースの特徴」を要因とするものであると考えられる。(参考:表1)

【表1:開催コースの特徴】
路線 GTレース 競馬場 特徴@ 特徴A 特徴B 展開面
牡馬 皐月賞 中山競馬場 直線が短い 最後の直線に急坂 コースが小回り 先行有利
日本ダービー 東京競馬場 直線が長い 坂はあるが平坦 コースが広い 差し有利
牝馬 桜花賞 阪神競馬場 直線が長い 最後の直線に急坂 コースが広い 差し有利
オークス 東京競馬場 直線が長い 坂はあるが平坦 コースが広い 差し有利

■3.日本ダービーの”予想”への想い
日本ダービーの予想の際に、かなり重要視する点に[予想スタイル2024] ○Dがある。
[予想スタイル2024]
○D.(芝)東京、京都、阪神コース 前3走 上がり34秒台以上連続実績 チェック

これは、
 ・64年ぶりの牝馬ダービー馬 ”2007日本ダービー馬 ウオッカ”
 ・NHKマイルCとの変則2冠馬 ”2008日本ダービー馬 ディープスカイ”
 ・史上7頭目3冠&有馬記念馬 ”2011日本ダービー馬 オルフェーヴル”
 ・武豊騎手を5度目のダービージョッキーにした ”2013日本ダービー馬 キズナ”
 ・JRA所属 ミルコ・デムーロ騎手 2度目の戴冠 ”2015日本ダービー馬 ドゥラメンテ”
 ・鞍上川田将雅騎手がターフ上で男泣き ”2016日本ダービー馬 マカヒキ”
 ・福永騎手が日本ダービー連覇を成し遂げた ”2021日本ダービー馬 シャフリヤール”
が日本ダービーに出走する際に、「前3走」で発揮していた能力である。

つまり、桜花賞から日本ダービーに出走したウオッカは「桜花賞」出走の段階で、また、
NHKマイルCから日本ダービーに出走したディープスカイは「NHKマイルC」出走の段階で、
皐月賞から日本ダービーに出走したオルフェーヴルは「皐月賞」出走の段階で、
京都新聞杯から日本ダービーに出走したキズナは「京都新聞杯」出走の段階で、
皐月賞から日本ダービーに出走したドゥラメンテは「皐月賞」出走の段階で、
皐月賞から日本ダービーに出走したマカヒキは「皐月賞」出走の段階で、
毎日杯から日本ダービーに出走したシャフリヤールは「毎日杯」出走の段階で、
「2走」連続で上がり34秒台の実績を示していたということである。

2009年は不良馬場で逃げ馬のロジユニヴァースが日本ダービー馬になっている。
予想としては度外視していいとは思うが、私の精神的ダメージは秋G1も尾を引いた。
やはり、
「日本ダービー」が的中できなければ競馬予想の最大の喜びは享受できない。

4.日本ダービーへの想いから桜花賞を考察する
今年の桜花賞予想も、2009年以降と同様に日本ダービー予想をすでに体系的に
イメージして桜花賞を予想している。

牝馬の場合、重要度はオークスよりも桜花賞だと思うが、オークス出走馬で上位人気
となる馬は、毎年「桜花賞出走馬」の上位馬たちが、オークス馬として有力視される。

阪神競馬場の改修工事により外回りコースの直線が長くなり芝1600mでは上がり
34秒台以上の力が武器となる。そして、その武器はオークスの行われる東京競馬場で
威力を増す。
天気が良く、馬場状態が良好なら、その武器が連続して威力を発揮するのは間違いない。
「皐月賞と日本ダービー」の予想戦術は、「桜花賞とオークス」に応用できそうである。

阪神競馬場の改修工事以後の2007年以降の過去の春クラシックを見てみても阪神
芝1600mと東京芝2400mは”直結”したといえるのではないか。
だからこそ、ウオッカやトールポピー(批判はあろうが・・・)、ブエナビスタ、アパパネ、さらに
ジェンティルドンナ、アーモンドアイ、デアリングタクトが結果を出したのではないか。

5.JRAプラス10を考察する
「直線が長ければ競馬は面白い」という”くだらない”JRAの考えの結果、阪神競馬場の
芝1600mが従来の”おむすび型”から”緩やかな直線の長いコース”に改修工事された。

馬券を買う立場からすれば、このJRAの”くだらない”考えの結果から的中馬券を導き出し、
JRAの”素晴らしい”考えから払い戻しを増やすことが求められる。
その、JRAの”素晴らしい”考えとは「JRAプラス10」である。
きちんと理解しておけば、「強い意志」を持つことで庶民の敵”JRA”と闘える戦略となる。

JRA−HPより引用
***************************************************************************
「JRAプラス10」
「JRAプラス10」とは、「全てのレース」、「全ての投票法」で、「通常の払戻金が『100円元返し』
となる場合に10円を上乗せして110円で払戻す」ことを言います。
※特定の馬番号・組番号に特に著しく人気が集中した場合には、競馬法の規定により
「100円元返し」となることがあります。
***************************************************************************

6.おわりに
牝馬路線は、桜花賞(阪神JFから連なるが)、オークスと”直線の長いコース”形態の直結度が
増すため、牝馬2冠馬の誕生が今後増えていくものと考えられる。
その時、オークスでの桜花賞馬の人気は間違いなく上がるわけで、その時に穴馬探しをする
よりは、「強い意志」を持つことも必要になる。
「JRAプラス10」は、飛び抜けた牝馬がいる時は桜花賞の段階から重要性が試される。

サンデーサイレンス産駒がクラシックからいなくなった2007年から行く歳月。
ディープインパクト産駒がクラシックからいなくなった2023年から行く歳月。
種牡馬戦線は戦国時代。牝馬が日本ダービーや有馬記念を獲る時代に変わりました。
だからこそ、桜花賞からの日本ダービー的中への戦略を持つ必要があると思っています。
日本ダービーを勝つ馬は、間違いなく東京競馬場で強いインパクトを与える馬です。
展開面で勝つ馬はこれからもいるかも知れませんが、直線が長いコース形態である限り、
大局的にはこれまで述べた考えは変えなくてもよいのではと思います。

昨年2023年の春クラシックは2勝2敗だった。

まだ、今年の日本ダービー馬の予想馬は決まっていませんが、それは追々と。
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◆【JANKY-レース回顧】
今回のレース結果を検証してみる。

人気重視選択馬(生産) 騎手名 結果
レガレイラ NF 北村宏司 ×
ジャスティンミラノ NF 戸崎圭太 単勝480円、複勝220円
メイショウタバル 浜中俊 ×
シンエンペラー 外国 坂井瑠星 ×
ジャンタルマンタル 社台 川田将雅 複勝220円

1着 ジャスティンミラノ
(父キズナ×母父エクシードアンドエクセル)

2着 コスモキュランダ
(父アルアイン×母父サザンイメージ)


3着 ジャンタルマンタル
(父パレスマリス×母父ウィルバーン

私の予想馬は2番人気の
1着でした。


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■ 5 ■ [中山11R] 第84回 皐月賞(G1)
───────────────────────────────────
2024年4月14日(日) / 中山 2000m 芝・右 内 / 晴・良
3歳 / 牡牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢

着 枠 馬番 馬名               性齢 斤 騎手   着差   人気
1[7] 13 ジャスティンミラノ 牡3 57 戸 崎 1:57.1  2
2[6] 12 コスモキュランダ  牡3 57 モレイ クビ   7
3[4] 8 ジャンタルマンタル 牡3 57 川 田 1/2    3
4[5] 9 アーバンシック   牡3 57 横山武 1.1/2   6
5[7] 14 シンエンペラー   牡3 57 坂 井 クビ   5
6[5] 10 レガレイラ     牝3 55 北村宏 クビ   1
7[2] 3 エコロヴァルツ   牡3 57  武  1.1/2   11
8[4] 7 ルカランフィースト 牡3 57 松 山 3/4    14
9[1] 1 サンライズジパング 牡3 57 菅原明 クビ   10
10[3] 5 Bミスタージーティー牡3 57 藤 岡 1/2    9
11[6] 11 ホウオウプロサンゲ 牡3 57 菱 田 1    16
12[7] 15 サンライズアース  牡3 57 デムー 1.1/2   12
13[8] 17 ビザンチンドリーム 牡3 57 ムルザ クビ   8
14[2] 4 シリウスコルト   牡3 57 三 浦 1/2    13
15[3] 6 アレグロブリランテ 牡3 57 横山和 1/2    15
16[8] 18 ウォーターリヒト  牡3 57  幸  2.1/2   17
17[1] 2 メイショウタバル  牡3 57 浜 中 1    4
−[8] 16 ダノンデサイル   牡3 57 横山典 除外

払戻金 [単 勝] 13 480円
[複 勝] 13 220円/ 12 390円/ 8 220円
[枠 連] 6−7 1890円
[馬 連] 12−13 3550円
[ワイド] 12−13 1460円 / 8−13 610円 / 8−12 1620円
[馬 単] 13−12 5570円
[3連複] 8−12−13 5940円
[3連単] 13−12−8 29240円


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