これ、「進行形スカート」を思いきってリフォームしました。濃い色のワイドパンツがあったらなぁと思っていたところに、ちょうど今年なぜか出番の少ないスカートがあるなぁ…と閃いて、思いきってやっちゃいました（笑）たっぷりの生地でのスカートだったので、こんなワイドパンツに生まれ変わるのも、お手のものでした！
　型紙は、デニムパンツのを使って、適当に脇をたっぷりとって裁断しました。腰紐は、スカートの時のをそのまま使って、しぼっています。
　これまでいくつか服を作っていますが、型紙はたった二つです。シャツのと、ズボンの。本から気に入ったものを写したり、寸法とって、自分のサイズにした世界にひとつの型紙です。ズボンの型紙は、なんとカレンダーをつなぎ合わせた傑作！
　そんな型紙をもっていることで、服に自分を合わせなくっていいんだという気持ちがあることを知ったし、必要とする服のイメージがあるときに、まちじゅう探し回るよりも、作ってしまったほうが手っ取り早いことも分かりました。サイズが合う、合わないと、試着室で四苦八苦するのは、人生の中で避けて通りたいことのひとつです。
　そして、作るには多少の労力も要るということで、少数精鋭のアイテム揃えに磨きがかかりました。「自分で作る」というフィルターを通すことで、「本当に必要としているもの」が何か分かってきました。
　私のものづくり全般にいえることですが、まず好きな素材があって、その素材をどんなかたちにしようかと考える。服の場合も然りです。好きな生地があって、あとは型紙をあてて、服のかたちにしていくのです。あとは、じゃんじゃん洗って、おひさまに干してもらって、体の一部になってもらうだけかな。