29MHzFMのレピーターとデジピーター |
●レピーター
レピーターとは中継局のことです。直接電波が届かない所への中継などの目的で使われます。
現在29MHzのレピーターは、日本に2ケ所ありました。
29.65MHz 北海道 知床、29.67MHz 沖縄県 浦添市
です。現在稼働しているかどうか不明です。
また、大阪か奈良にも1ヶ所稼働していたと聞いていましたが、これも現在稼働しているか不明です。
海外では近い所で29.64MHz フィリピン などがありましたが、これも?です。
使用方法は、次のとおりです。
1)無線機でレピーターの入力・出力周波数を設定します。(VFO
A/B
等でスプリット設定。)
北海道 知床の場合、入力周波数=29.55MHz、出力周波数=29.65MHzです。
この他には、出力周波数を設定しておいて-100kHzシフトさせるものもあります。
※無線機によっては、自動的に設定されるものもあります。自分の無線機を確認してください。
2)88.5Hzのトーンを設定します。(TONE、T
などと表示されるはずです。)
※無線機によっては、出力周波数を設定をすると-100kHzシフト、
88.5Hzのトーンが自動的に設定されるものもあります。自分の無線機を確認してください。
3)使っている人がいないことを確認して、送信してください。
周波数が変わってレピーターが反応して信号を送ってくれば正常です。
●デジピーター
デジピーターは、中継局ですがレピーターとは違います。
デジピーターはレピーターとは違い、入・出力の周波数が同じです。
入力された音声はいったん内部で記憶され、入力が終わった段階で音声が帰ってきます。
やまびこのイメージです。
使用方法は、88.5Hzのトーンを設定するだけです。通常は、88.5Hzのトーンとなっていると思いますが、
その局によっては、トーンが違う場合があります。
たとえば、四国の東かがわ市 29.11MHz は、冬の間は、冬の雑音等からの誤動作を避けるため、77.0Hzに設定しているそうです。
現在稼働中かどうかわかりませんが、海外では香港のデジピーターがあり、29.63MHz
香港(VS6FQ)などがあります。
また、富山県南砺市利賀の高峰山に、29.03MHz 音声デジピーターがあります。
29.02MHz 東京都小笠原村南鳥島 (短期間)(再開)
29.03MHz 岡山県岡山市
29.05MHz 北海道札幌市
29.05MHz 台湾 台北市
29.07MHz 東京都小平市
29.09MHz 神奈川県横浜市都築区
29.11MHz 香川県東かがわ市(トーン77.0Hz))
29.13MHz 山梨県南アルプス市
<注>
デジピーターには最大録音時間があります。
デジピーターの親機がナローの場合、スーパーナローの電波では作動しない場合もあります。
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