![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
ストーカー犯罪など一人暮らしの女性を狙った事件が全国で相次ぐ中、大家のいる下宿での生活を望む学生や親が増えているためで、防犯意識の高ま
りが部屋探しのポイントになっている。金大生協も北陸三県の大学生協としては初めて学生専用マンションづくりに乗り出し、最新の防犯設備を導入した 住まいを提案している。
十九年前から女子学生専用の下宿を営む金沢市小立野三丁目のドミトリー小立野では、二年前から入居の問い合わせが増え始めた。今春は全十二
室のうち六室の空き室が出たが、金大合格発表のあった七日に全室の予約が埋まった。その後も十五件の問い合わせが寄せられたという。
学生から「石川のお母さん」と慕われる大家の杉本雅子さんは「親の気持ちになって、ときに学生をしかってでも守ってあげたい」と話す。
金沢学院大学生課でも、近年は賄い付きの下宿を希望する入学生や家族からの問い合わせが増え、今年は前年の倍以上に。同課では「物騒な世の
中だけに安心できる場所を探すケースが多い」としている。
一方、金大生協が学生を対象に行った調査では、現在の住まいに対し防犯と防音に関する不満を挙げる学生が多かった。
こうした不満を解消するため同生協では昨春、マンション建設を希望する地主に学生のニーズに合わせたマンション経営を提案。学生が安心して過ご
せるよう部屋の施錠はピッキングを防ぐための暗証番号キーとし、オートロックのマンション入り口は監視カメラが作動、留守中の訪問者の姿の画像ま で確認できるようになっている。
同生協では「一人暮らしの学生にとって防犯は欠かせない要素になっている」としている。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
![]() |