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MISAKO FreePaper - "coro"

FEB.1999 - No.3-2 

 「火の川」のジャケットが今号の表紙。
 小谷美紗子(Misako ODANI)NEW SINGLE 火の川 2.24 IN STORE 
 


 小谷美紗子さんより「ちょっと遅いけど、明けましておめでとう!
 
ツアーやレコーディングで唄いまくったお陰で声が太くなったとゆう噂があるらしいです。お正月はオーストラリアで過ごし、懐かしいやら楽しいやら&あったかいやらで、寒い日本には帰りたくないモードにはまってしまい、お姉ちゃんに引きずられるようにして帰ってきた・・・
 塩谷哲さんから、美紗子ちゃんの音楽にふれる度に「この人はホントに正直な人なんだな」と僕は思ってしいます。自分が感じたことを感じたまま表現でき、しかもそこに邪念や打算はひとつもなく、音楽のみをもって人々を圧倒してしまう。その才能たるやああ恐ろしい。本人はというとしかし「これであたりまえ。これがあたし」という感じでケロっとしている。こういう人をアーティストというのです。皆さん。
 SELF REVIEW「火の川」(歌詞も載せられています):火の川っていうのは溶岩のことです。
 人が恋をして、すごく心の中が熱くなっている時、そういうときはまるで溶岩のように自分の事は誰にも、自分自身にも絶対止められなくて、最後は砕け散ってしまうくらいまで止められないんですけど、溶岩もいったん地上に出てくると、すごく熱くて赤い川になって、ずっと海にいって海水に冷やされるまでその流れは止められないじゃないですか?
 そんなところが、人(わたし?)が恋をする時にすごく似ていると思ったので、自分の気持ちを火の川というタイトルにぶつけてみました。自分らしくてすごく気にいってる曲なので皆もきいてみてね!
 『うたき』:小谷美紗子 3rd Album 3/25 ON SALE!!
 1. 真(君の真未来に捧げるうた)-Album Version- 2. こんな風にして終わるもの 3. わたしを返して-Album Version- 4. 火の川 5. オオカミ 6. 明日からではなく 7. 母の日 8. 左手 9. 雲のように 10. 生けどりの花
 Misako ODANI concert tour `99 スケジュール。
 【SINGLE】と【ALBUM】のDiscography。
 CD:1.火の川、2.雲のように ※全曲途中フェードアウト




OCT.1998 - No.3-1 

 NEW SINGLE「こんな風にして終わるもの」小谷美紗子(小谷の“小”の上にカタカナで“オ”と書いてありました(笑)
 「こんな風にして終わるもの」:最近、恋人と別れた人や離婚した人は、この曲を聴いて泣いてちょうだい。
 「真(君の真未来にささげるうた)」:最近、会社をやめた人、自分の仕事に対して悩む人、泣いてちょうだい。そしてガンバッテ
 「こん終わ」のプロモーションビデオ完成。大阪ロケ無事終了!2日間に渡る撮影の初日は淀川にかかる橋での撮影でした。その日の夕方とてもきれいな夕焼けが見れたそうです。2日目は、とある小学校の音楽室を借りての撮影。照明にこだわったそです。
 


 「こんな風にして終わるもの」についてのインタビュー。その中の「自分たちだけの思い出の場所には、自分たちのだけにとっておいてほしいものだよね。」という問い掛けに対して「うん。……でも分からん。忘れてたら前の彼との思いでの場所でも行ってしまうかも」だって。。。
  佐藤竹善さんから、面と向かって話せば話す程、可愛く見えてくることが彼女の魅力であって、音楽そのものだんだそうです。
 SELF REVIEW「真(君の真未来に捧げるうた)」:美紗子さんが、お金や名誉より、仕事のやりがいや仕事仲間を守るために、会社をやめた友達のことを書いた曲。美紗子さんは、この話を聞いて涙が止まらなり、朝までこの曲を書いていた。
 “migaru”ツアー初日(横浜)を目前にしての、ひとりごとが書かれています。
 ツアー初日を終えてのスナップ写真。いっぱい花もらって嬉しそう。  
 小谷美紗子 CONCERT TOUR `98“velvet”のスケジュール。
 【SINGLE】と【ALBUM】のDiscography。




OCT.1998 - No.2  

 coroが口を開けて、愛らしい目を向けています。 


 SELF REVIEW「あの夏の日々」:小谷さんが14歳の9月に書いた曲です。この曲の歌詞そのものが、小谷さんが14歳の時の恋の解説になってる。
 コロのプロフィール:紀州犬、1984年6月生まれ、♀、チーズが大好物、特技は早食い
 コロ談「美紗子さんは私をかわいがってくれます。
が、しつこい時はムカツキます。」  
 “GONTITI”さんから「ついにこの若さでこんな実力派が出て来る時代になったのか!!」と驚いたそうです。
 美紗子さんから“GONTITI”さんへは、私のお父さんはゴンチチ先生のことを
ゴンチッチとよぶので、「ちゃうで、ゴンチチやで」と言っといたそうです。
 最近、トマトが好きなんだそうです。ウニよりも好きみたいです。特に、固いトマトが良いらしい。
 ディズニーランドで買った200円のペットボトルホルダーを手に持った、ポラロイド写真が載ってます。  
 小谷美紗子 CONCERT TOUR `98 “migaru”のスケジュール。
 【SINGLE】と【ALBUM】のDiscography。




JUN.1998 - 創刊号 

 写真のフィルムを模した表紙に沢山、上下とも黒の服を着た小谷のスナップが載っています。


 “Kiroro”の玉城千春さん、金城綾乃さんから、美紗子さんにメッセージが書かれています。アーティストとして、初めての友達だそうです。
 美紗子さんから“Kiroro”へは「また一緒にお酒でも飲みましょう、
テキーラ テキーラ」とあります。テキーラが好きなんでしょうか。 
 美紗子さんからの直筆メッセージ
 「初めまして、おだにみさこです。この文を見て初めて私のことを知る人も多いと思いますが、私のことは私のうたを聴いてもらうか、私と3分くらい話すかしてもらわんと分かりませんよ。ですから、是非LIVEにいらして下さいナ。」 
注)何故か句読点の“。”は、人の形をしています。“♀”に足が生えたような形です。
 【SINGLE】と【ALBUM】のDiscographyが紹介されています。 
 小谷美紗子 CONCERT TOUR `98 “migaru”のスケジュール。
 NHK総合テレビドラマ「結婚前夜」の主題歌に「The Stone」が選ばれた。放送時間:水曜日の午後10時〜10時45分、放送期間:7月15日〜8月12日(全5回)、出演者:夏川結衣・橋爪功・ユースケ サンタマリア・京野ことみなど 
 CD:1.MC、2.The Stone、3.i、4.自分、5.MC ※全曲途中フェードアウト




MISAKO Interview

§小谷美紗子=『The Stone』と思われてもいいくらいの演りたかった音楽です§

以下の文章は、キョードー北陸の月間EEからのインタビュー記事を引用したものです。

●:小谷美紗子



◆「プロになって歌を唄いたい」という夢を掴んだ上で約1年間を過ごしたわけですが、かなり忙しくて大変だったでしょうね?
●(笑)はい。キャンペーンがとにかく大変で――こういう風に取材を受けたり、ラジオに出たりすることは全然楽しいことなんですけど、「ここでは絶対弾きたくはないし唄いたくない」ってところでも演らなければいけなかったし。


◆いい感じでデビューを果たしたものの、プロというのはそういうシチュエーションでも演らなければいけないものだと?
●とても歌を聴く状態じゃない場所なのに、ラジオ局が絡んでいるからどうしても演らなくちゃいけなかったり…それで凄く悩んだりしましたけど、とりあえず1年はどんなことでもやろうと思って。で、やってから、文句を言ってやろうと思ってやってました(笑)。


◆(笑)大変でしたね。でも、小谷さんの評価として、「天才的な才能を持っている」という言葉を多く耳にしましたけど、そういうリアクションが勇気になったりしませんでしたか?
●たとえば、ファンの人からの手紙の多くには、「最初に聴いた時にはドン底に突き落とされるような感じがしたけど、何度も聴いて行く内に前向きに考えて行こうという気持ちになった」という意見が凄く多くて。で、それは私が音楽を通して求めていることだったりして――凄くキツい歌でも、常に前向きに書いているつもりだし。で、そういう意見で、「ああ、自分の曲には、そういう力があったんだな」って再確認が出来ました。


◆なるほどね。で、忙しい中で作り上げたであろう、待望の2ndアルバム『i』ですが、9曲の収録曲の中で以前からのストック曲はあるんですか?
●あのね、『エリート通り』と『ハイ、まずわたしから』が前に作っていた曲で、それ以外曲は無かったんです(笑)。


◆ということは、新曲を作らざるを得なかったという(笑)?
●そう(笑)。だからメチャメチャ大変でノイローゼになりそうでした。


◆(笑)自分の才能が枯れてしまったんじゃないかと?
●いや、そういうことではなかったんですけども(笑)――とにかく凄いキツいキャンペーンのスケジュールだったんですね。で、「ここからが新曲の作曲期間だ」って決めてはいたけど、「こういうラジオ局が是非にと言ってくれてるから行かなきゃ」みたいな感じを繰り返している内に…アーティストとしての美紗子は、「行っちゃいけない」って思うものの、一曲でも多くの人に私の歌を聴いて欲しいという気持ちがアダになって作曲期間が縮んでいっちゃって。で、気がついたら作曲期間が一ヶ月しかなかったんですよ。


◆仕事をこなしながらの作曲活動は出来ないということですね?
●あ、書けるような出来事があったら、どんな時にでも書けるんですけど…例えば、凄く悲しい情景を見たとして、それによって凄く書きたいと思っても、ライヴが入っていると絶対に書けない。そうこうすると、書きたいと思うその感情は消えて行く――仕事のせいとかスケジュールのせいとかにしているけど、そうやって色んな人からの誘いを断らなかったのも自分だし、アーティストとしてもダメだったなと思うけど、逆に妥協して作った曲を出すべきじゃないとも思ったんですね。でまあ、いろんな葛藤がありつつ、すべての曲を一ヶ月間で作らなきゃダメだって言われ、リリースにも間に合わせたいとは思ったけど、絶対無理だとも思ったし…。


◆で、延期も考えたと?
●あ、はい(笑)。だって、その一ヶ月の間に色んなことが起こるわけがないし、毎日感情が高ぶっていたら大変だし…「絶対に書けない。だけど待っている人の為にもリリース日には間に合わせたい」ってノイローゼ気味になったところで生まれた曲があったり、ラヴソングはたまたまその一ヶ月の中で起こった出来事だったり…結果的にアルバムは完成しましたけれどね。


◆じゃあ、ラッキーだったとしか言えないという?
●うん。これからは、ちゃんとしなきゃなって思ったし…そういう意味では今回、こういう風にアルバムが出来たのは奇跡だったと思う。


◆アルバムを代表する曲で、シングルにもなった『The Stone』がありますが、ピアノとメロディと歌詞の良さをマッチさせた小谷さんの王道の曲ですね?
●はい。小谷美紗子=『The Stone』と思われてもいいくらいの私が演りたい音楽のひとつだし、曲だけ聴かれてもOKだし詞だけを読まれても全然OKだっていう曲です。


◆『The Stone』は、恋愛に於ける幸せの絶頂感を石のまま封印してしまいたい。だから、別れを選択するという歌ですが――私は少し理解に苦しむのですが?
●(笑)何かね、好きな人と1〜2年一緒にいると、どんどん新鮮さがなくなってくると思うし…ましてや結婚して何年も一緒にいたら新鮮さなんて全くなくなるというのは当たり前なのかもしれないけど、喧嘩をしたりすると、どんどん新鮮さは薄れていくし…私は、まだ好きな人とは新鮮さを保っていたいっていうのがあって。で、そこで考えられる手段というのは離れ離れになるのが一番いいんじゃないかなって。「釣った魚に餌はやらない」っていう男性が多いと思うんですけど(笑)、実はこの曲やアルバム『i』に収められたラヴソングは、好きな人に対する、半ばおどしにも近い曲が多いですね(笑)。


◆(笑)そうでしたか。でも、いろいろあったようですが、非常に小谷美紗子らしいメロディと歌詞が詰まったアルバムですね?
●はい(笑)。今回のアルバム『i』は、そういう感じで受け取ってもらえるのが一番嬉しいし、変に妥協しなくて良かったと思いますね。


◆さて、アルバムのリリース後は初のツアーが決定していますが?
●最初、「外人バンドをバックにつけよう」とかってスタッフの中で言う人がいて――ロスでのレコーディング・メンバーだったらOKなんですけど、要するに見かけで外人にしようっていうことでオーディションをしたんですけど…確かにうまいんだけど、「これだったら弾き語りでやった方がいい」みたいな感じだったんでバンドは止めました(笑)。で、私が昔から大好きだった弾き語りのギタリストの方と、その人と一緒に演っているパーカッションの方と3人で演ろうと思います。で、ピアノが2台用意できる所には、プロデューサーの佐藤準さんが来て弾いて下さることになっていますよ。

 Fin

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